132: ◆TPk5R1h7Ng[saga sage]
2014/10/23(木) 06:21:01.40 ID:Eo9sGdcFo
―星天の柱 中心部―
魔王「ふむ…正直な所、意外だったぞ。何の迷いも無くエレナとエレルを斬り捨てるとはな」
勇者「これはエレナでもエレルでも無い…エレナとエレルを真似ただけの物だ。第一…エレナもエレルも、もうこの世には居ない!」
魔王「そうだな…エレナはマオウシステムにより間接的に、エレルは勇者の剣で直接…儂が殺した。どうだ、儂が憎いか?」
勇者「…それを答えるつもりは無い」
魔王「余裕を見せてくれおるわ…では、これでどうだ?これで尚その余裕を続けられるか?」
魔王は虚空に 勇者の剣 を出現させた
勇者「それは…」
魔王「あの時エレルを殺した勇者の剣…そして、エレルを殺して奪った魔法だ!」
魔王の攻撃
転移した勇者の剣が勇者の左足に突き刺さる
クリティカルヒット!魔王は勇者に9999のダメージを与えた
勇者「くっ……!!」
勇者は魔王の攻撃に違和感を覚えた
魔王「どうした、この程度で手も足も出ぬか?」
魔王の攻撃
転移した勇者の剣が勇者に右足に突き刺さる
クリティカルヒット!魔王は勇者に 9999 のダメージを与えた
勇者「何だ…これは」
勇者は魔王エレルの言葉を思い出した
魔王エレル『私のあの魔法。指定した場所から半径1m以内の物を好きな場所に転移できる魔法なんですよ』
魔王エレル『やろうと思えば、腕だけ飛ばしたり頭だけ飛ばしたりも出来たって事です』
勇者「これもそうだが…ここでは無い」
魔王エレル『ちなみに、あのまま転移したらどうなっていたか…』
勇者は違和感の正体に気付いた
勇者「……そうか!」
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