過去ログ - 竜・少年 『「雨だ……」』その2
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21: ◆yJ9Y64R876[saga]
2014/10/25(土) 19:57:10.08 ID:ZCApsEnL0
弟「ちょ、ちょっと何言ってるんだ兄さん!?」
男2「(もう意味わかんねえ)」
竜『けっこん、ケッコン、結婚……? あれ結婚ってなんだっけ……』
22: ◆yJ9Y64R876[saga]
2014/10/25(土) 20:04:01.87 ID:ZCApsEnL0
竜『と、とりあえず少年自分の言ってる意味わかってる?』
少年「ばかにするな、よくわかってないでこんな大事なこと言わないよ」
竜『ああそう…。いやならますます意味がわからん、どこをどう間違えればそんな突拍子もない言葉がこの状況で出て来るんだ…?』
23: ◆yJ9Y64R876[saga]
2014/10/25(土) 20:18:02.12 ID:ZCApsEnL0
少年「僕が同情してるって!? ポチごときが思い上がるな! 君そんな愛護心をくすぐるような図体してないだろ!」
竜『そんなの指摘されなくてもわかってるよ! でも他にどう君の言葉を解釈すればいいかわかんないんだよ!』
少年「そのまま素直に受け取ればいいだろ!」
24: ◆yJ9Y64R876[saga]
2014/10/25(土) 20:23:45.88 ID:ZCApsEnL0
竜『少年言っとくけどあれだからなっ! 人間じゃない相手に求愛するとかとんでもないド変態だぞ!? 正直頭おかしいからな!?』
少年「知ってるよ悩んだよ! でもポチならそれでもいいとしか思えないんだから仕方ないだろ!」
竜『よくない全然よくない! きっと君は何か勘違いしてるんだ、俺が君への気持ちを誤解していたように君も俺に対して何かの感情を思い違いしているんだ』
25: ◆yJ9Y64R876[saga]
2014/10/25(土) 20:29:19.73 ID:ZCApsEnL0
竜『第一今更君が何を喚こうがもう全部手遅れなんだ。俺はもうここを去らなければならないし君に俺を引き止める力はない。君が言うそのまやかしの想いは時間と共に薄れていくだろう』
少年「何言ってるんだ、僕も一緒について行くに決まってるだろ」
竜『…それが何を意味するかわかっているのか。俺についてくるってことは人としての生活を全部捨てるってことだよ』
26: ◆yJ9Y64R876[saga]
2014/10/25(土) 20:35:33.09 ID:ZCApsEnL0
少年「……なら信じさせてやる」
竜『何?』
少年「男2このナイフ借りるよ」スッ
27: ◆yJ9Y64R876[saga]
2014/10/25(土) 20:41:01.89 ID:ZCApsEnL0
竜『……その深さじゃ俺の心臓にまで届いてないよ少年』
28: ◆yJ9Y64R876[saga]
2014/10/25(土) 21:14:14.49 ID:ZCApsEnL0
少年「…痛いよな? ごめんね」
竜『君に殺されるのなら本望かもしれない』
少年「逆だよ、一緒に生きるんだ」
29: ◆yJ9Y64R876[saga]
2014/10/25(土) 21:20:32.28 ID:ZCApsEnL0
男2「の、飲んだのか? その、こいつの血」
少年「うん、飲んだ。まっずい」
弟「…ばっかじゃないのか兄さん」
30: ◆yJ9Y64R876[saga]
2014/10/25(土) 21:26:52.96 ID:ZCApsEnL0
少年「う、うかつに手を出したら噛むかもしれんぞ! 危ないからやめとけ!」
弟「噛んだら前歯全部抜歯するから」
少年「いやあああああ助けてええぇ」バタバタ
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