過去ログ - 竜・少年 『「雨だ……」』その2
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78: ◆yJ9Y64R876[saga]
2014/10/26(日) 23:30:55.99 ID:2bh22Fdh0
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あの子はどうなったのだろう?

少年はいてもたってもいられなくなりましたが、いかんせん点滴の針が腕に刺さっているので身動きがとれません。
以下略



79: ◆yJ9Y64R876[saga]
2014/10/26(日) 23:32:32.61 ID:2bh22Fdh0
5/8

やりきれない思いを抱えたまま少年は殺風景な白い部屋を見渡します。

窓の外の鳥はいつの間にか大きな鳥と小さな鳥の2匹に減っていましたが少年はそれに気付くことはありません。
以下略



80: ◆yJ9Y64R876[saga]
2014/10/26(日) 23:34:28.26 ID:2bh22Fdh0
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少年が見つけたものは紙で作られた鳥の群れでした。それは名前を千羽鶴といい、少年の祖母が家でつまらなそうな顔をしていた彼に教えたものでした。

東洋の一国出身である祖母曰く、千羽鶴は病気快復の願いを叶えるそうです。ここにあるということは千羽鶴は少年のために折られたものに違いありません。
以下略



81: ◆yJ9Y64R876[saga]
2014/10/26(日) 23:37:26.57 ID:2bh22Fdh0
7/8

少年は何とかベッドから手が届く距離にある千羽鶴にそっと手を触れます。すると、ポトリと鳥の群れの中から何かが落ちてきました。

それはどうやら手紙のようでした。
以下略



82: ◆yJ9Y64R876[saga]
2014/10/26(日) 23:38:44.31 ID:2bh22Fdh0
8/8

数分後、手紙にのこされた彼女のさいごの願いを叶えるため、少年は自身を縛る点滴の針を引き抜き閉ざされた部屋を飛び出しました。


以下略



83: ◆yJ9Y64R876[saga sage]
2014/10/26(日) 23:41:10.04 ID:2bh22Fdh0
これでほんとのほんとにおしまい。

ありがとうございました。


84: ◆yJ9Y64R876[saga sage]
2014/10/26(日) 23:47:37.07 ID:2bh22Fdh0
あ、助数詞間違えてるごめんなさい。


85:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/10/27(月) 00:38:19.16 ID:IWcQbZNXO
本当におつかれさまでした。
一年以上かけた大作だったんですね!!

もし>>1のブログなどがありましたら貼って下さい。


86:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[sage]
2014/11/01(土) 05:00:26.56 ID:rE2ChxyW0
お疲れさん
すごくおもしろかった


87:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/11/02(日) 03:56:12.13 ID:D10hfLiWO
完結お疲れ様です。
何度読んでも面白いと思える作品が終わってしまったのは少しざんねんですが、
最後まで読むことができて本当に良かったと思います。
ありがとうございました。


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