過去ログ - レッサー「『新たなる光』の名の下に集えよ、戦士」 〜闇、海より還り来たる〜
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804:名無しNIPPER[saga]
2015/05/12(火) 11:51:05.93 ID:txbrR/w30
ベイロープ「なんて言うのかしら、こう、所謂『異界探訪譚』は様々だけれど、あくまでも『冥界下り』は手段であって目的じゃないのよ」

上条「手段?」

ベイロープ「そう。オルフェウスは恋人エウリディケを甦らせるのが目的であって、冥界へ下るのは死んだ彼女を連れて帰るため。ここまではいい?」
以下略



805:名無しNIPPER[saga]
2015/05/12(火) 11:53:39.06 ID:txbrR/w30
ベイロープ「違う。そうじゃなくて――思い出して、『この世界の神話のほぼ全てがフィクションである』のと同様に、『位相世界も存在しない』わよね?」

ベイロープ「だったらどうして、そのわざわざ存在しない筈の世界へ行かなければいけないの?」

上条「位相世界――俺達が天国とか地獄とか呼んでいる世界、それらは無かったと」
以下略



806:名無しNIPPER[saga]
2015/05/12(火) 11:55:34.81 ID:txbrR/w30
ベイロープ「魔術サイド的には『橋を架ける』とも言われるわね。北欧神話のビフレストがそう」

上条「理屈は分かった、ん、だけどさ。俺の造った世界にしちゃ矛盾がチラホラ見えるんだが」

上条「まず……死人は?あいつらまで望んだ憶えはないんだけどなー」
以下略



807:名無しNIPPER[saga]
2015/05/12(火) 11:58:24.60 ID:txbrR/w30
ベイロープ「……」

上条「どうしたんだ、急に立ち止まって――まさか、敵かっ!?」

ベイロープ「ん?いいえ、そういうんじゃなく、ないんだけど……ま、適材適所ってあるわよね?」
以下略



808:名無しNIPPER[saga]
2015/05/12(火) 12:02:25.34 ID:txbrR/w30
――青冷めた光の柱の下

ベイロープ「――か、は……っ!」

レッサー「『おお、ゆうしゃ”べいろーぷ”よ、しんでしまうとはなさけない』」
以下略



809:名無しNIPPER[saga]
2015/05/12(火) 12:05:39.34 ID:txbrR/w30
レッサー「あ、言いたくないんだったら聞きませんけど。どうせ龍脈関係でいやーんな記憶を幻視たせいでしょうから」

ベイロープ「……いや、違うの。そうじゃないのよ、その」

フロリス「珍っ!?ベイロープが言い淀むなんて、どんな事件だっ?」
以下略



810:名無しNIPPER[saga]
2015/05/12(火) 12:08:41.50 ID:txbrR/w30
ベイロープ「別に手を握るだけで良かったのよ!?あの場面、あの場所で!『右手』がきちんと働いているって、効果を証明するためにはね!」

ベイロープ「だけど、私は、皆を、裏切っ――」

レッサー「――ベイロープ」 ポンッ
以下略



811:名無しNIPPER[saga]
2015/05/12(火) 12:11:31.35 ID:txbrR/w30
マーリン「てーかレッサー?さっきワイの悪口言ってへんかった?気のせいかな?」

マーリン「余裕あんやったら、もぉちょっとこっち手伝って欲しいんやけど……」

レッサー「すいませんっ!スグに術式展開に移りますんで!」
以下略



812:名無しNIPPER[saga]
2015/05/12(火) 12:15:58.58 ID:txbrR/w30
――Tartarus-B099

……カツカツカツ、カツ

上条「――さて」
以下略



813:名無しNIPPER[saga]
2015/05/12(火) 12:17:32.96 ID:txbrR/w30
――朝 自室

チュンチュン、チュン……

上条「………………」
以下略



814:名無しNIPPER[sage]
2015/05/12(火) 12:19:36.00 ID:txbrR/w30
今週の投下は以上となります。お付き合い頂いた方に感謝を

今週から平常運転へ戻ります――とは言っても、長くはないと思いますが。多分


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