過去ログ - レッサー「『新たなる光』の名の下に集えよ、戦士」 〜闇、海より還り来たる〜
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903:名無しNIPPER[saga]
2015/06/09(火) 11:19:02.84 ID:41G8486T0
KJ『俺に相談してきたのは、アリサが渋ってるから?』

UH『えぇ、そうですね』

KJ『嫌がってる相手にさせるのは、俺も気が引けるんだけど……?』

上条(そう、だよな。少なくともこっちの世界のアリサは、歌がそんなに好きじゃないみたいだし)

上条(昔はそうだったのかも知れないけど、今はそんなに、って感じだ……本当のアリサじゃないんだから、仕方がないのかも知れないが)

UH『……なんて言ったらいいのか、よく分からないんですけど……』

【――STNさんが入室しました――】 ピッ

上条(あ、また来た)

STN『――と、やっと繋がりましたよ。何してんですかねぇ、つーか何やってんですか』

KJ『いや、君のは自業自得だし』

STN『むしろここまで尽しているというのに、相変わらずつれないお返事で――さてさて』

STN『なので時間も惜しいので簡潔に言いますけど――アリサさんの歌、すっげー上手いってご存じですか?ある意味プロ級の』

KJ『それは……多分俺が一番知ってる』

STN『えぇまぁそうでしょうとも。上条さんならそうなんでしょうが――でも、歌ってイヤイヤやってて、あそこまで上手くなるもんですかね?』

KJ『え?』

STN『才能ってあるじゃないですか?特定のジャンルに強かったり弱かったり、適正みたいなもんですかね』

STN『それってスタートラインが違うってだけの話じゃないですか?』

STN『成長すればする程、上へ行けば行く程伸び悩みもしますし、限界に悩む事だってあるでしょう、はい』

KJ『どういう話?』

STN『でもそれ”だけ”――ただ歌が上手いだけで続けられるもんですかねぇ、ってぇお話ですよ』

STN『誰かに敵わないからしないとか、誰かに伝えたくてするって話でもなく。どんだけ歌が好きで歌うのが好きなんだコノヤロー!』

KJ『うん?』

STN『例え目的が他にあっ――としても――――は、それで――』

STN『歌が好きなのを――――――誇る――――――――――――――』

【――ゆっくりしていってね!!!――】 ジジッ

プツッ

上条「……切れた?ネットにも繋がらない?」

上条「……」

上条(大体の主旨は分かったけど……佐天さんは何が言いたかったんだろ?)

上条(つーか俺を”上条さん”、アリサを”アリサさん”って呼んでたが……まぁいいか)

上条(なんだかんだでこの世界のアリサにも、心配してくれる友達が居る……それは絶対に喜ばしい事なんだろうが。だけど)

上条(俺は、そんな優しい世界を殺さなくてはいけない、のか……?)

上条「……」

上条(……そろそろ、行こう、か)


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