過去ログ - 熊五郎「これが俺の能力…マグロを強化する力…!!」
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1:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/10/25(土) 10:14:41.44 ID:HIazlqNn0
熊五郎(もう朝か…)
朝7時。
いつもなら母ちゃんに起こされ起床するこの時間。

だがその日の俺は、
誰に起こされるでもなく自然と目を覚醒(さ)ました。

"朝一人で起床する"
それは俺にとって始めての経験であり、
寝坊助な俺には通常、"ありえない"ことであった。

(チュンチュン)
(トントン…)
起きてすぐに、俺はある異変に気づく。
まず1つ目は感覚の異常。
いつもなら聞き逃してしまうような小さな音すらも拾える自分がいた。

外で餌をついばむ雀の鳴き声、下で母ちゃんが包丁を刻む音、
あらゆる情報が俺の耳に一斉に入り込んだ。

熊五郎(うっ……がはぁっ!)
嘔吐。たまらず嘔吐。
押し寄せる聴覚情報の波に酔い、俺はたまらず吐き出した。

熊五郎(ハァ…ハァ…)
そして二つ目の違和感…それは…

熊五郎(無性にマグロを触りたい…!!!)
圧倒的なマグロへの渇望だ。

マグロに触りたい。マグロの香りを嗅ぎたい。マグロを持ち上げたい。
マグロに対する欲求が、湯水のごとく湧いてくる。

熊五郎(マグロ…マグロ…マグロオオオオ!!!)

俺は転がるように階段を駆け下りて、台所に向かった

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