151: ◆J9pjHtW.ylNB[saga sage]
2014/11/22(土) 21:27:45.79 ID:0q+uCgFAO
死にたくないと言うより、幸せが壊れてしまうのがとても怖かった
冷たい風が強まる中、僕はたぶん顔を真っ赤にして
家に帰るとすぐに寝てしまう
だが、変化はすぐには訪れなかった
始業式の時の老人もそれからしばらくは姿を見せることはなくて
安心できるはずは無いけれど、そんな、かも知れない、程度の些細なことでペースを乱すのが悔しかったのもある
僕は後悔しないように彼女とのデートの計画を練った
しかしもうだいたいのデートはしてしまった気がする
女たちにヒントをもらおうかな?
女「う〜ん、すっかりベテランカップルだね〜」
男「でもいざデートってなるとだいたいやり尽くした感があって」
女友「またみんなで遊びに行きたいね〜」
男「もちろん、また行こう」
女「変に凝ったデートしようとしないでももういい気はするけど」
男「って言うと?」
女「例えばいつものモールでも二人でいたら幸せじゃないかな?」
男「確かに」
友「灯台下暗しってとこ?」
少女「友がおかしい」
友「今まともなこと言ったよね!?」
男「そうだよ、おかしいのはいつもだよ」
友「まともだよ?! 至極まっとうだよ?!」
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