603: ◆TPk5R1h7Ng[saga]
2015/06/20(土) 05:13:55.15 ID:JdQV9+5Jo
●なおして
俺「あー…ってかもう、とりあえず落ち着けマイ」
熱論により熱くなるマイをなだめ、平静を促す俺。
本来は緊迫すべき決戦の中、思わぬ所から崩れこんでしまったこの空気…それを本来あるべき流れに直すべく、俺はハルとディーティーAを見据える。
そして、やっとの事で平静を取り戻したマイもそれに続き…ハル達もそれに応えるように視線を返す。
カライモン「それでは…聞きたい事は山程あるだろうが、それは後回しにして……一体この先どうするのだね?」
俺「どうするもこうするも…」
と、その先を口に出そうとする所で止まってしまう俺。
どうする?
どうすれば良い?
いつものように、黒幕を倒してハッピーエンドか?何だかんだで和解すれば良いのか?
いや、そうは行かない…俺にハルを倒す事なんて出来やしない。
ハルがライトブリンガーになって、世界を滅ぼしかけた時だってそうだ…ハルのためだから、ハルを倒す事が出来たに過ぎない。
今回は、並列世界の存在とは言えハルと対立して戦わなければいけない…戦わなければ、ハルを助け出す事が出来ない。
無理だ。
となれば…
俺「なぁ…」
ハル「話し合いで解決する事は出来ませんよ?私は二人を手に入れるまで、退きませんから」
俺「だよなぁ…」
カライモン「ふん、彼を消し去ろうとしておいて何を今更言っているのだね」
あぁ、そうだ。そう言えば俺はついさっき、ハルに消されそうになったんだが…その辺りの事を全く説明されていない。
ハル「あぁ…その様子だとやっぱり気付いて居ないんですね。彼への愛がその程度と言う事ですよね?」
いや…緊迫した会話の中で悪いが、突っ込ませてくれ。マイは俺に対してそういう感情を持って無い。
702Res/627.44 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。