602: ◆TPk5R1h7Ng[saga]
2015/06/20(土) 05:06:53.15 ID:JdQV9+5Jo
●ほんとう
俺「―――っ!?」
だがその刃は俺に届く事無く、何者かによって遮られた。
黒く長い髪…赤褐色の鎧……特徴ある後姿だけ確認すれば、それが誰なのかはすぐ判る。
俺「ド…いや、カライモン!無事だったか!」
謎の魔法少女達も、根幹を食らう竜の力は跡形も無く…普段の姿に戻ったカライモン。
装甲の大部分が砕けて居るが、胴体に受けた傷は治癒している。
ハルの意味不明な行動を前にして、困惑を続ける俺の思考…それを彼女の復活が、一旦纏め上げてくれた。
カライモン「元々しぶとさが売りなのでね。君達が長々と解説してくれている内に休ませて貰ったよ」
と言って俺の方へと振り返るカライモン。
装甲と同様にヘッドギアも破損し、その奥には彼女の素顔が見える。
思い起こせば、初めて見る彼女の素顔………
にも関わらず既視感を覚え、それが更に違和感と一致感と混ざり合って行く
あぁ、そうか……
ん?
いやいやいやいやいいやいや
俺「ってお前、マイじゃねぇかよ!!!」
カライモン「なっ!?」
突っ込みを入れる俺、そして何故か素っ頓狂な声を上げて驚くカライモン…いや、マイ。
カライモン「な、何故!?い、いや私は亜門マイなどでは無くっ…!」
俺「いやいやいや、昔と違って痩せてっけど、子供の頃のマイそのまんまじゃねーか!」
カライモン「待ち給え!どこがだね!?第一私はあの頃と違ってストレートヘアだぞ!?」
俺「どこも何も、その顔も声も全部マイじゃねーかよ!」
俺「前々から、何となくマイっぽい声や口調だとは思ったが…以前俺の部屋で二人共…ってあぁぁぁ!カライモンレンジャーの時と同じ要領か!」
俺「ってか、髪型なんか誤差だろ?俺の事を、人を髪型で区別する奴か何かだとでも思ってんのか?」
ハル「…えっ?」
ディーティーA「え………」
カライモン「違う………のかね?」
俺「お前等…揃いも揃って、人を何だと思ってやがる」
三人「「「サイドテールで人を区別する変態」」」
Oh………想像以上に酷い答えが返って来た。
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