687: ◆TPk5R1h7Ng[saga]
2016/03/05(土) 01:57:44.90 ID:+1/Gs39no
★魔法少女でも大事な人を誰も救えない★
●いとぐち
俺「そうだ…神風。神風なら、スピリットの力でその辺りの事が判るんじゃないか?」
ハル…レミ…カライモン…ユズ…ディーティー…紛らわしいが、アルファベットのDT…エディー…神風…アラク。
六畳しか無い俺に部屋に、所狭しと並んで座るその面々。
全員揃った上で…迫る災厄の日に対しての考察や対策を練って居たんだが……その中で議題に上がったのが、俺が最初に遭遇したダークチェイサーの正体について。
俺は、手っ取り早くそれを突き止めるため……神風に真偽を問う事にした。
神風は…スピリットと言う名の…こちらの世界とあちらの世界の全てを知る存在。どちらに転んでも、真実を知る事が出来る筈…そう考えて聞いたのだが…
神風「……困りました。私の把握している領域では、そんな事象が発生した筈が無いのですが…」
どうにも…話の雲行きが怪しくなって来てしまったようだ。
カライモン「となると…彼の記憶違いと言う可能性が濃厚かね?卵と手の生えた芋虫を見間違えると言うのは、大分厳しいが…可能性が無い訳では無いしな」
ハル「あの…その事なら私も。私が見た姿も彼と同じでした」
ディーティー「…遺憾だけど、ボクも同じく。その場に立ち会った本人が行ってるんだから、これ以上疑ってもしょうがないんじゃないかな?」
カライモン「ふむ…」
俺達の証言を聞き、黙り込むカライモン。
そして…暫く考え込んだ後。何かの答えに行き着いたらしく、再び口を開いた。
カライモン「神風君の…世界視点で見て、事実が無いのならば…彼等の勘違い……あるいは、記憶を改竄されたと見るべきなのだろうが…」
神風「念のために言っておきますが…現時点では、彼等が記憶を改竄された形跡もありません」
俺「………ん?…いや、それっておかしくないか?」
カライモン「…そうだね。となると……これは予想以上に厄介な状況だな」
ユズ「ど……どういう事ッスか?」
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