688: ◆TPk5R1h7Ng[saga]
2016/03/05(土) 02:17:45.75 ID:+1/Gs39no
カライモン「問題は…最初に遭遇したダークチェイサーの認識について、相違が発生していると言う事」
ユズ「えっと…それって。センパイの勘違いで……それは神風さんなら…あれ?え?」
カライモン「そう…そして、その矛盾点をスピリットが把握出来て居ない…それが最大の問題なのだよ」
神風「もし、彼の言う通りの事実があったのだとしたら…それは、私を欺く存在が干渉していると言う事で…逆に、彼の証言が事実で無かったとしても……」
カライモン「彼の記憶を改変しつつ…その存在を隠蔽出来る者が存在する。つまり…どちらにしてもスピリットを欺く存在が居ると言う事だ」
エディー「それはつまり…もしその存在と戦う事になってしまいました場合には………」
ユズ「神風さんの力に頼る事が出来ない…って訳ッスね」
レミ「それだけなら、まだ良いんだけど……下手したら、現時点で既にアタシ達がソイツに躍らされてる…って事もありうるのよね」
ハル「更にその前提の上で……私達が、今こうして…その存在に気付く事が出来たと言う事は………」
カライモン「既に詰んでいる………それ故のネタバラシ展開…と、考える事も出来る訳だ」
カライモンのその言葉により、俺達は沈黙した。
俺「んでも、待てよ?ってー事は…だ。何しても遅いかも知れないって事は、逆に何をしても良いって事だろ?」
ユズ「………え?」
俺「だってそうだろ?今までの戦いじゃ、あれはダメこれはダメって制限ばっかりだったが…今回は、勝つ可能性を自分達で作る事も出来るんじゃ無いか?」
何とか空気を変えようと、半ば自棄になって言ってみたのだが………結果は、余す事無く一同唖然。
盛大に外してしまったのだろうか……そう思って、一瞬額に汗したのだが………
レミ「ま、アンタらしいわね」
カライモン「…全くだ」
ハル「それに…案外それが正解なのかも知れませんよ?」
ため息交じりながらも、皆の表情には僅かな余裕戻ってくれたようだった。
俺「それに…本当に何も出来ない状態だってんなら、俺ん中のコイツ等が何か言ってくんだろ?俺達は、とにかく今出来る事をやってみようぜ」
エディー「そうで御座いますね…そう考えれば、光明が見えて来たやも知れません」
ディーティー「黙ってやられるような奴等なら、今までだってしゃしゃり出て来なかっただろうしね」
カライモン「まぁ…もう少し様子を見てみるとしようか」
………と言った感じで、皆の賛同は得る事が出来て…俺達は、考察を次の一歩に進める運びとなった。
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