691: ◆TPk5R1h7Ng[saga]
2016/03/12(土) 08:38:10.06 ID:fHhC/rWmo
●いきさつ
カライモン「それで…一応決めておきたいのだが、一番最初に彼と遭遇したダークチェイサーは結局どちらなのだね?」
俺「って…話がそこに戻るのか?最終判断の材料が無い以上、堂々巡りの無限ループになるだけだろ?」
カライモン「だが、今一番重要なのはそこだ。それ次第では、対応も対策も大幅に変わって来るだろう?」
俺「え?」
カライモン「判らないかね?今まで我々は、君と同化したダークチィサーが…正規の物であるという前提で行動して来たのだよ?」
レミ「あ…そっか…」
ハル「そう…ですよね……」
ユズ「え?どう言う事ッスか?」
カライモン「そもそも…彼がダークチェイサーに適合するきっかけとなった存在が、最初に彼を襲撃したダークチェイサーだった訳だろう?」
ユズ「そうッスね」
カライモン「しかし…それは、彼を襲撃したダークチェイサーが、ロスト…レミ君が把握している範囲のダークチェイサーだった場合に限られる」
ユズ「あ………そうッスよね。もしロストちゃんじゃ無いとしたら…」
カライモン「そう…今まで私達が想定していた物とは全く別物だった場合…今までの彼とダークチェイサー関連の前提が、全て覆ってしまうのだよ」
ディーティー「まぁ、当然そうなるよね」
カライモン「後はまぁ…ダークチェイサーその物もさる事ながら、大本である筈の闇の核も…ひいては光の核も、これに該当して…」
DT「良くて、光と闇の核も欺かれた状態。悪ければ………」
ディーティー「光と闇の核さえも、敵の可能性がある…って事だね」
カライモン「更に言えば…本来ならばアーカイブでの照合で解決するべき、この件に出て来ない時点で、限りなく黒に近いと考えられる訳だが……」
アラク「ココマデ、ハナシタトコロデ……」
俺「……とは言っても、だ。コイツ等がいなけりゃ、今が無かったのも確かだろ?可能性としては考えても、それを前提に話を進めるのは危なくないか?」
アラク「ト…フォローガハイッテ、ケツロンニイタル」
レミ「ま、途中からは読めてた話よね」
ハル「では………神風さんの能力に干渉出来る存在が当面の敵で、彼に何か仕掛けた可能性がある…と言う事で、話を進めましょうか。名前は………」
神風「恐らくですが……彼の者の名は『終焉を齎す者』でしょう」
俺「って…それは判るのか。名前が判るんだったら、能力とか特徴なんかも判るんじゃ無いのか?」
神風「全容は判りません。判るのは……その名の通り、災厄の日に世界に終焉を齎す者である事と…それが必ず訪れると言う事だけです」
アラク「……ソモソモ…サイヤクノヒ、トハ、イッタイナンダ?」
ユズ「あぁ…アラクちゃんは根幹戦では居なかったから知らないんッスね」
俺「スピリットの能力…未来視で垣間見た未来の内の一つだ。現に、そん時に見たアラクの出現や十二大祭なんかも起きてるし…まず来ると思って間違い無い」
アラク「デハ…ソレハ、ヒツゼン……カ」
俺「肝心の経過までは、判らなかったけどな。ま、そんな訳で今はその事に関して話し合ってる訳だ」
アラク「…………」
話の展開を整理しているのか、単に難しい話だったのか…アラクはそのまま黙り込んでしまった。
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