過去ログ - 朝倉「すきのしるしのきす」
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72:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/10/31(金) 20:52:28.05 ID:H1upO5u50
そんな具合にしばしの休息に浸って坂を下る俺に、朝比奈さんはにっこりと笑いかけた。




以下略



73:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/10/31(金) 20:56:15.04 ID:H1upO5u50
キョン「はい?」

そのお顔は、さっき見たのと全く同じやけにすっきりとした、しかしどこか含みを持たせた笑顔で、いかにも先輩然とした雰囲気を湛えていた。

みくる「場所。左手、薬指、でしたよね?」
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74:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/10/31(金) 21:01:05.02 ID:H1upO5u50
しかもそれに付属した言葉はまさに俺が先程考えを巡らせた個所そのもので。

キョン「……え」

みくる「あれ、もしかして違いました?」
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75:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/10/31(金) 21:05:34.38 ID:H1upO5u50
絶対、バレないと思ってたのに。

あの場の流れの結論は確実に『接吻』に収束していただろうし、実際、ハルヒと朝倉はそれで考えに決着をつけた。
長門は何も言っては来ないが、それでも恐らく俺の意図まではわかっていないだろうし、最も情報を持っていた古泉だって確信はなかっただろうに、何故朝比奈さんがこんなに確信をもって、しかも。

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76:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/10/31(金) 21:11:20.12 ID:H1upO5u50
昔の誰かさんが遺した意味より、少なくともあたしにとってはよっぽどわかりやすかったですよ? と朝比奈さんは続けた。

キョン「……その答えは、文化が違う長門と朝倉にはともかく、ハルヒに失礼じゃないですか?」

みくる「あら、そうかも」
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77:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/10/31(金) 21:15:19.50 ID:H1upO5u50
多分、某国民的青狸の映画版におけるガキ大将に対する感情に近い、と言ったら納得していただけるだろうか。
ヤツが『帰国』して以来、警戒の意味を込めて目を離さずにいたら知らずにいた色んな面を知って段々と、というのが大方の理由だろうと思う。

それでも一度自分にナイフを突きつけた相手に、というのは驚くほど平凡すぎて自分の頭ながらおめでたすぎるとは思うが。

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78:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/10/31(金) 21:22:18.01 ID:H1upO5u50
そしてそれ以上を詮索するでなく咎めるでなく、ただ見守るように、加えてほんの少し羨ましそうに目を細めた。
その様を見て、ああ、やっぱり先輩なんだな、と失礼ながら少し感心してしまう。

朝倉「おーい、キョン君、朝比奈せんぱーい。今度の週末の打ち合わせだってさー」

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79:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/10/31(金) 21:24:09.37 ID:jyXIbkNSO
みくるもかわいい


80:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/10/31(金) 21:26:52.46 ID:H1upO5u50
朝倉「キョン君、早くー」

朝倉が大きく左手を上げて俺を呼ぶ。
その左手が夕日に被り、まるで宝石みたいに輝いて見えた。

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81:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/10/31(金) 21:31:15.60 ID:H1upO5u50
危なっかしくて目が離せない、一度ならず二度までも俺を殺しかけた宇宙人。

朝倉「キョン君ってばー」

キョン「はいよー」
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