過去ログ - 学校からの帰り道、死神に声をかけられた
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11: ◆i2.pJBgDO.[saga]
2014/10/29(水) 22:12:16.01 ID:y73cZfE6o

 朝、目を覚ましてすぐに学は周りを見回した。
 部屋に自分以外誰もいないことを確認し、ほっと息をつく。
 昨日のあれ以降、何となく気配が残っているように思えて気が休まらなかったのだ。
(本当、なんだったんだろう)

 朝食後、インコの餌と飲み水を取り替えて学校へと出発してからも胸のもやもやは晴れなかった。
 死神、それからアケミと名乗った変質者のことも気になるし、彼女が住所を知りたがっていた同級生のことも気になる。
 何か変なことにならなければいいけど、と学は心配になった。
 自分のせいで他人が何らかの被害を受けるなんてことになったら後味が悪い。
 まあ昨日のあの様子だともう学に用はなさそうではあったし、だとしたらもう会うこともないだろうけれど。

 住宅地を出て大通りに出て角を曲がるとアケミがいた。
「!?」
 学は息を詰まらせて立ち止まった。



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