過去ログ - 学校からの帰り道、死神に声をかけられた
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21: ◆i2.pJBgDO.[saga]
2014/11/02(日) 21:15:53.01 ID:YGKY5GhXo

 指摘の言葉も無視されて、学は仕方なくアケミの隣に並んだ。
 離れたコートの方に目をやると練習着の部員たちがボールを打ち合っているのが見えた。
 素人目にも上手い部員もいれば下手な部員もいる。
 いまいちわからない部員が圧倒的に多いが。
 見間違えていなければ香奈は上手い方の部員だ。

 肩口ほどまでの髪を後ろでまとめた彼女の動きは無駄がなくしなやかだった。
 無理なく体を切り返して適切な位置に運び、返球にも躊躇がない。
 体格は小柄な方なのでボールにそれほど威力はないようなのだが鋭さでは他に劣っていない。
 まあ当然なのかもしれない。部長を任されるほどなのだから。

 学の口から息が漏れる。
 半分は幼馴染の能力の高さに感心して。もう半分はだいぶネガティブな感情からだ。



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