過去ログ - 学校からの帰り道、死神に声をかけられた
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4: ◆i2.pJBgDO.[saga]
2014/10/28(火) 15:47:48.11 ID:cbR8aY5Yo

 尻餅の衝撃で閉じてしまった目を再び開くと、ちょうどアケミがソファーから立ち上がったところだった。
 こちらにゆっくりと近づいてくる。
 学は喉の奥がきゅっと締まるのを感じた。
 恐怖で悲鳴を上げたいのに、その恐怖のせいで声が出ない。

 逃げ出すことを思いついた時にはすでに敵は目の前だった。
 こちらを見下ろすどこか冷たい視線。
 彼女はゆっくりとこちらに手を伸ばしてきた。
 学はきつく目をつむった。

「これさ。電池切れてるよね」
「……は?」
 不可解な言葉に思わず顔を上げた。
 アケミはこちらにかがみこんでリモコンを突き付けると、言葉を繰り返した。
「電池切れだと思うんだ、これ」



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