過去ログ - 学校からの帰り道、死神に声をかけられた
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6: ◆i2.pJBgDO.[saga]
2014/10/28(火) 15:49:37.41 ID:cbR8aY5Yo

 意味が分からずアケミの目を見返すと、彼女は苛立ったように言葉を強くした。
「だーかーら、リモコンが反応しないんだって。チャンネル変えるのにいちいちテレビんとこまで行くのタルいんだってば」
「ええと……」
「替えの電池どこよ」

 ふらふらと離れた棚の引き出しを指さすと、アケミは立ち上がってそちらに歩いていった。
「まったく、いきなり逃げ出すわ質問にはすぐ答えないわ最近の子ってもう」
 何やらぶつぶつこぼしているようだが、学にはかなり訳が分からなかった。
(一体、何……?)

「いつまでそこに座ってんの?」
 電池を替え終わりソファーに着いたアケミが言う。
 学は混乱したままながらもなんとか立ち上がった。
 とりあえず危険な人ではないらしい。
 変な人であることは間違いないが。

 おそるおそるそばまで行くと、彼女は隣を示した。
「どうぞ」
「……どうも」



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