過去ログ - 【モバマス】「人それぞれの輝き」
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123: ◆TMt7UyLgkqh.[saga]
2015/01/02(金) 13:43:05.46 ID:Oz4wW6V8O
「卯月ちゃんなら出来るから、ずっと見守っているから安心して」

卯月「は、はい〜……」

 言葉をかけてみるも、大した効果はなかったみたいだ。
以下略



124: ◆TMt7UyLgkqh.[saga]
2015/01/02(金) 13:43:38.49 ID:Oz4wW6V8O
「んっと、どうかしたの凛」

凛「プロデューサー、卯月の頭を撫でてあげなよ」

「…………頭?」
以下略



125: ◆TMt7UyLgkqh.[saga]
2015/01/02(金) 13:44:28.78 ID:Oz4wW6V8O
 最初に俺を引っ張ったのとは逆に、俺を卯月ちゃんの下へと押していく。
 そして、凛が卯月ちゃんに一言。

凛「卯月、私はライブのことも両方応援しているからね」

以下略



126: ◆TMt7UyLgkqh.[saga]
2015/01/02(金) 13:45:15.16 ID:Oz4wW6V8O
「両方って何のこと?」

 いくら考えても思いつきそうにないので、二人に尋ねる。

凛「なんでもないよ」
以下略



127: ◆TMt7UyLgkqh.[saga]
2015/01/02(金) 13:45:46.29 ID:Oz4wW6V8O
「わかったよ……卯月ちゃん、ごめんね」

 凛が鋭い目で睨んでくるので、仕方ないと思い手を卯月ちゃんの頭へ。

「卯月ちゃん、応援してるから頑張ってきてね」
以下略



128: ◆TMt7UyLgkqh.[saga]
2015/01/02(金) 13:46:30.55 ID:Oz4wW6V8O
「…………これでよかったの?」

凛「うん、上出来」

 横の凛に問うと、問題なしという風な答えが返ってくる。
以下略



129: ◆TMt7UyLgkqh.[saga]
2015/01/02(金) 13:47:32.63 ID:Oz4wW6V8O
ーーーー
ーー


 ライブは始まり、周りは音楽や歓声に包まれていた。
以下略



130: ◆TMt7UyLgkqh.[saga]
2015/01/02(金) 13:48:14.03 ID:Oz4wW6V8O
凛「できるよ、プロデューサーなら。私たちも頑張るから」

 ……なかなか嬉しいことを言ってくれる。
 卯月ちゃんも凛もいい子だ。俺がプロデュースするのが勿体ないほど。
 そんな子たちに信頼されているんだ、この子たちが望んでいる景色くらいは見せてあげないと。
以下略



131: ◆TMt7UyLgkqh.[saga]
2015/01/02(金) 13:48:41.84 ID:Oz4wW6V8O
 そして曲は徐々にフェードアウトしていき、ついに卯月ちゃんの出番に。

凛「いよいよだね」

「……うん」
以下略



132: ◆TMt7UyLgkqh.[saga]
2015/01/02(金) 13:49:09.45 ID:Oz4wW6V8O
 ときどき、メインの子に隠れてその姿は見えなくなる。それでも卯月ちゃんの姿は、俺からは輝いて見える。
 今まで一生懸命練習したダンスのパート。基本に忠実で、飛び抜けて上手いということはないが、彼女の真摯な思いは伝わってくる。

凛「すごいな……卯月」

以下略



133: ◆TMt7UyLgkqh.[saga]
2015/01/02(金) 13:50:10.56 ID:Oz4wW6V8O
「たぶん、あんな風には輝けない」

凛「…………え?」

 否定されると思っていなかったのか、少し間を空けて驚く。
以下略



134: ◆TMt7UyLgkqh.[saga]
2015/01/02(金) 13:50:39.32 ID:Oz4wW6V8O
「でも、凛には凛で、人を笑顔にできる方法はある。例えば、歌だったり」

 凛の声は綺麗だ。歌の才能で言えば、卯月ちゃんを凌駕しているだろう。

「俺には、持ち前の明るさも歌の才能もない。でも、君たちをプロデュースする事で人を笑顔にすることはできる」
以下略



135: ◆TMt7UyLgkqh.[saga]
2015/01/02(金) 13:51:17.80 ID:Oz4wW6V8O
 凛は最近、仕事をしている卯月ちゃんに劣等感を抱いていた。それは彼女の態度をみていればわかる。
 もちろん、下積みがある卯月ちゃんの方が仕事があって当然だ。
 それでも凛は、卯月ちゃんに追いつこうと頑張りすぎていた。
 だから……

以下略



136: ◆TMt7UyLgkqh.[saga]
2015/01/02(金) 13:52:34.04 ID:Oz4wW6V8O
ーーーー
ーー


 ライブは終わり、俺たちの仕事も前に比べると落ち着いてきた。
以下略



137: ◆TMt7UyLgkqh.[saga]
2015/01/02(金) 13:53:02.79 ID:Oz4wW6V8O
ちひろ「あ、そういえば」

 何かを思い出したかのように千川さんが書類を取り出す。

ちひろ「プロデューサーさん、これなんですけど」
以下略



138: ◆TMt7UyLgkqh.[saga]
2015/01/02(金) 13:53:37.46 ID:Oz4wW6V8O
ちひろ「はい、アイドル希望の子です」

 思った通り、うちに募集してきた子らしい。

ちひろ「プロデューサーさんには、面接をお願いしたいんですが」
以下略



139: ◆TMt7UyLgkqh.
2015/01/02(金) 13:55:56.71 ID:Oz4wW6V8O
おしまいです、長ったらしくてすみませんでした

必要ない描写があったかもしれませんが、一応続きを書くことになったときの伏線です

それでは、ここまでありがとうございました


140:名無しNIPPER[sage]
2015/01/02(金) 17:04:36.89 ID:PmsAQRrso
乙乙。楽しみにしてたかいがあった


141:名無しNIPPER[sage]
2015/01/03(土) 05:36:38.90 ID:Y9aE48ZL0
おつおつ
でも地の文あるなら鉤括弧の前に名前つけないほうがいいかも


142:名無しNIPPER[sage]
2015/01/03(土) 14:26:10.46 ID:5sy+0NOPo
ちひろさんの呼び方が安定していないのが気になったり

ちゃんみお登場編、からの四角関係発展編をお願いします!


143:名無しNIPPER[sage]
2015/01/03(土) 18:20:38.48 ID:Hxy0nrGho
おつおつ
続きもまってます


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