過去ログ - 叢雲「私たち、何のために・・・」 提督「・・・それが俺たちさ」
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2014/11/05(水) 01:09:10.31 ID:5feMQfbD0
「彼は今居るかね?」
「はっ、今執務室にて執務中で有ります!」
「そうか、それならいいが…おや、それは?」
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2014/11/05(水) 01:17:55.19 ID:5feMQfbD0
「そうか、最近この辺りでポイ捨てが多いらしくてな…まぁ、何はともあれ任務、ご苦労。それと、私には敬語を使わなくてもよい、君たちには私の階級は呼びにくいだろう?」
少し思案するが、相手が良いというのだ、ここは言葉に甘えるとしよう。
「そうね、正直、一、二、三ってどっちが偉いのか良く判らなくなるのよ。艦娘として恥ずかしいことだけれど…」
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2014/11/05(水) 01:23:35.26 ID:5feMQfbD0
「それはそうと、時に叢雲君。空き缶はいいとして、それは何かね?」
「えっ…ビニールテープ?」
大…一佐が指差したほうを見ると鎮守府の敷地の境目のフェンスに色とりどりのビニールテープが結ばれていた。
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2014/11/05(水) 01:29:22.37 ID:5feMQfbD0
「でも、何個もあると目障りね、これも片付けなきゃ」
「いや、私が取ろう。実は彼との約束に少し速く来すぎてな。君は任務を続けたまえ」
なぜか一佐が私を止めようとした。でも流石に暇だからと言って大佐にこんな雑用みたいなことを押し付けるわけには…痛っ!?
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2014/11/05(水) 01:35:30.89 ID:5feMQfbD0
「何よ、全く…なんでテープにこんなもんが入ってるのよ!」
いらいらして片っ端からテープを外しに掛かろうとする私の肩を一佐が掴んだ。
「怪我をしたようだな。この事は私が伝えておくから君は医務室…いや、ドッグで妖精に見てもらいなさい」
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2014/11/05(水) 01:42:21.11 ID:5feMQfbD0
「…了解、叢雲、ドッグに向かいます」
「うん、よろしい」
今度はさっきの笑顔だ、一対なんなんだろう、この男と、このテープは。
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2014/11/05(水) 01:48:27.73 ID:5feMQfbD0
「そうですか。正直私はこうなるのが少し遅いと思ってたくらいです。」
「まぁ、そうだろうな。」
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2014/11/05(水) 07:03:37.26 ID:5feMQfbD0
「では、そろそろ帰るよ。ここで可愛い女の子と食事をするのも悪く無いが、副指令が煩いのでな」
「そりゃ貴方の居場所は鎮守府では無いですからね」
いつものやり取りをして一佐が部屋から出て行き、海自のスタッフに見送りを頼む。その時執務室の電話が鳴った。
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2014/11/05(水) 07:04:13.68 ID:5feMQfbD0
「俺だよ、なんだい?」
電話から煩い声が聞こえる。私の母だ。
『ちょっと、テレビ見たわよ!あんたの所がニュースになってるじゃない!!』
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2014/11/05(水) 07:04:57.79 ID:5feMQfbD0
俺は防大に入ったは良いが、成績はいい方とはお世辞にも言えなかった。
入学。卒業と言ったのはお試しで入学する気がなかった奴、途中でやめた奴。卒業しても任官拒否した奴が多かったから、と言ってもいいだろう。
卒業して三尉になっても、そこからの出世は望めないだろう。そう思っていた。
実際、母には何度か退学して普通に就職する事を勧められた。母も悪い人では無いと思いたい。北海道出身の俺が何年間も本州に行き会えなくなるのが寂しかったのだ。
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2014/11/05(水) 07:07:15.21 ID:5feMQfbD0
『それに艦娘っていうの、アンタの部下、本当に大丈夫なの?昔の戦いの怨霊とか、生物実験の失敗作だって聞いたわよ?』
「大丈夫だよ、みんな可愛い部下なんだから…それに艦娘はそんなんじゃないって、何度も説明しただろ?」
『でも心配なのよ、アンタもてないから悪い艦娘に騙される事は無いだろうけど…幽霊とおんなじ職場とか心配で心配で…』
親に仕事を理解されないというのは、つらい。
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