過去ログ - こまる「キミ・・・・どこかであった?」 謎の男の娘「ぼくち・・私は・・・」
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160: ◆YmkUtqcs4Y
2015/01/31(土) 22:41:56.54 ID:jE6qzwjY0
― 塔和病院 ―

カリカリ・・・・

浩子「クランケ1、膣部に裂傷あり。精神的にショックがあるため看護や介護は女性スタッフで行うこと、と」

カルテを引出し浩子は今まで保護してきたモノクマキッズの病歴や看護の際の注意点を記入していく
その表情は険しい

コンコン

浩子「開いてるべ」

花音「ココアを作ってきました」

浩子「ちょうど甘いものが欲しかったんだよ。どう休んでいかない?お酒は・・・って未成年か。あ、でもお菓子はあるから心配ないべ」

花音「失礼します」

そう言うと革製の豪華な椅子に座った
机を見ると、山の様にカルテが置かれている

花音「・・・・・・・・」

浩子「気付いているとは思うけど、近日中に此処のモノクマキッズを本土に移送することになった」

花音「それって・・・・」

浩子「アタシらの任務はここまでってことさ」

花音「でもまだ保護されていないモノクマキッズだって!」

浩子「暴動が起きる前に居た子供の数がどれだけなのかはわかる。でも、その後どれだけの子供が死んだのかなんてわからない。未来機関は端数と考えているのさ。アンタもブラックホールモノクマの事は知ってるだろ。最悪、この島ごと処分するつもりかもしれないべ」

花音「ひどい・・・・」

浩子「なぁ、花音っち仕方ないべ。神様でも息子みたいに未来が見えるわけでもない。できることをするしかないのさ」

花音「でも、罪のない子供を見殺しにするなんて・・・・」

浩子「だから霧切っちを寄越したんだべ。誰も子供を見殺しにしたいわけじゃないよ」

花音は浩子を見る
彼女は険しいながらも決意していた
タイムリミットぎりぎりまで子供達を助けようと
それが才能のない自分にできることの全てであると


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