過去ログ - こまる「キミ・・・・どこかであった?」 謎の男の娘「ぼくち・・私は・・・」
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◆YmkUtqcs4Y
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2015/04/25(土) 22:47:47.81 ID:g6gAy5/o0
瓦礫が無く、とりあえず車が通れるようになった道路を猛スピードで救急車が疾走していた
ハンドルを握るのは花音だ
葉隠「ん〜〜〜〜ん!!!!!」
後ろのカーゴスペースにはしっかりと縛られ猿轡までされた葉隠が転がされていた
・・・・・ご丁寧に亀甲縛りで
浩子「いいかい?黒幕はロボットのような奴だ。だからこそ、占いなんてモノに注意を図るはずがない」
花音「ええ・・・・」
浩子「三割の確率で占いを当てられるのははっきり言って驚異的だ。だから切り札になる。安比呂が言っていた脱出方法で脱出して欲しいんだべ。隠し事のできない性分だから、多分教えてもらっているんだろ?」
― いいだべか?かあちゃんを乗せたら橋に向かって全速力で走るんだべ。そうすれば助け舟が来るはずだべ ―
そんな都合のいい結果なんてあるわけない
そう思うがそれで助けられたことは何度もある
腑に落ちないがそれに頼るしかない
花音「でも・・・・浩子さんは?」
浩子「無事に逃げられるようにケツ持ちするだけだべ。心配はいらないべ」
花音「でも・・・」
浩子「でももくそもないべ!!!さっさと行くべ!!!!グズグズしていたらケツをハタくべ!!!」
浩子の迫力に押され、花音は救急車に葉隠を乗せると全速力で橋に向かった
橋は「モノクマキッズ」の爆弾で大破している
スタントマンみたいに、ジャンプして向こうまで跳べるはずはない
あまり良い結果が待っているとは思えない
しかし、葉隠の占いの結果はこのまま橋を進めと出ている
花音「もう・・・・・どうにでもなれぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!」
橋の切目が見えるが、花音は全速力でアクセルを踏み込んだ
花音「ひぃぃぃぃぃぃぃっぃっぃ!!!!!!」
そして、救急車は黒々とした海へ向かって飛んで行った
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