過去ログ - こまる「キミ・・・・どこかであった?」 謎の男の娘「ぼくち・・私は・・・」
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184: ◆YmkUtqcs4Y[age]
2015/04/25(土) 22:26:32.27 ID:g6gAy5/o0
目に涙を溜めながら全てをアタシに話してくれた
腹を痛めて生んだ子だ
この子はまだ悩んでいるんだ
もし、アタシが行かないでくれと懇願したら・・・・・・
だからこそ・・・

浩子「なんだべ?ただのキャンプだべか」

葉隠「いや・・・だから・・・もう・・・」

浩子「平和になるまでシェルターで共同生活?はっ、ちょっと長いキャンプだべ」

アタシだってバカじゃない
直ぐに平和になるなんて思ってはいない
だが、ここで悲しい顏を見せればすぐに安比呂はシェルターへ行くのを辞めるだろう
なら道化になるより他ない

葉隠「わかったべ・・・・・・・」

もう会えないかもしれない
だが、シェルターにいれば何とかなる
初孫の顔を見れないかもしれないが、少なくてもあの子は安全だ

そして・・・・安比呂は鉄扉の向こうへと行った

花音「これでいいんですね・・・・?」

浩子「ああ、これでいいんだべ。こうしなければきっとこの子もアタシもそして花音ちゃんも捕まるはずだべ」

こまるっちも腐川っちも通信が切れている
恐らく、この街に残っていた未来機関の人間のほとんどはもう敵の手に落ちているだろう
この悪趣味なウサギロボットを放った敵がアタシを最後に狙ったのは、安比呂がごねて足止めするよう考えたからだろう
うまくいけば三人一気に確保できるのだから
人間の感情を知りつくし、そのくせ人を理解しないロボットのような人間が考えたかのように冷静で冷酷な手段だ

〜 だからこそそれが「反撃」の一手になる! 〜

アタシが未来機関に入る前に見た「学級裁判」の映像
あの子は情けなかった
だが、情けなくともあの子は前に進んでいた
落ち込んだ仲間を励まし、推理を助ける切っ掛けを作ったり・・・・・
ダメ人間であっても外道じゃなかった
安比呂の「超高校級の占い師」という肩書
恐らく黒幕はその有用さを理解していない

浩子「花音ちゃん・・・・頼まれてくれるか」







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