過去ログ - こまる「キミ・・・・どこかであった?」 謎の男の娘「ぼくち・・私は・・・」
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24: ◆YmkUtqcs4Y
2014/11/03(月) 14:34:48.88 ID:7kefyX260
ピトッ

「ひゃぁぁぁぁ!!」

背中にあたる冷たい感触
振り向くとあやかさんがアイスプロテインコーヒーを二つ手に持って立っていた


正直、私は幸運な方だと思う
身体は自信があるけど顔はいまいちだった私が曲がりなりにもアイドルになれたことは間違いなく幸運だ
それが他のメンバーを引き立てる為だったとしても・・・
特にリーダーの舞園さやかには嫌われていると思っていた
そんな私がさやかの大切な人物だって?
ならなんで・・・ならなんで私に黙って消えたのよ!
なんでそのまま死んだのよ!!!

気が付くと私は白い部屋にいた
ウレタン張りの壁は自傷を防ぐためのものだ
周りを見ても凶器になりそうなものは一切ない

コンコン

「あやかさん、入ってもいいかな?」

明るい声がドアの前から聞こえる

「・・・・・いいよ」

ドアを開けて入ってきたのは純朴を絵に描いたような少年だった
なぜ頭の上にアンテナがあるのかはわからなかったが

「僕は苗木誠っていいます。」

「私を尋問するの?」

「違うよ。ただ舞園さんのことを話しておこうと思って・・・」

それから私はさやかの事とコロシアイ学園生活について知った
目の前の少年を裏切ってまで出ようとしたことも・・・・

「アンタはさやかを恨んでるの?」

「・・・・舞園さんが僕を裏切ろうとしたのは悲しい。でも彼女のおかげで僕らは助かったのは事実さ。それに恨むべきは黒幕だから・・・」

「・・・・・・私を心配してきてくれたの?」

「それもあるけど、渡したいものがあったから」

そういうと彼は私に安っぽいロケットを手渡した
私が開くとそこには・・・

「?!」

デビュー前にさやかと二人で撮ったプリクラが入れられていた

「制服の内ポケットに入っていたそうだ。これはあやかさんが持つべきものだろうから・・・」

私はただただ泣いた
ずっとさやかは私を大切に思ってくれていたんだと・・・・・



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