過去ログ - 真姫「西木野☆星空クリニック」凛「リターンズ!」
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886: ◆Qe7X7xrNvI[saga]
2014/12/28(日) 01:23:51.45 ID:vJdzlc2ho
花陽「ど、どど…どうしてそうなるの!?私…やりたいよ!すごく、アイドル!」

真姫「だけど…、練習嫌そうだったじゃない」

花陽「う、そんなこと…」

真姫「…そんなこと、ない?いえ、そんなことないことないわ」

真姫「花陽は練習を嫌がっているはず。だって疲れるから。厳しいから」

花陽「き、厳しいってことは、ないよ…。真姫ちゃん、花陽が疲れた時にはきちんと休ませてくれるし…」

花陽「でも…」

真姫「でも?でも、何?」

花陽「…っ!え、えと…」

真姫「きっと続きはこう。でも、真姫ちゃんの言うとおり練習しても、アイドルになれるかなんて分からない」

真姫「アイドル専攻より不確かで、先の見えない曖昧な道」

真姫「花陽はそう、思っているんでしょう?」

花陽「…え、う…」

真姫「答えて。イエスか、ノーかで」

花陽「…うん」

真姫「…ありがとう。私もね、昨日気づいたの」

真姫「私一人ができると思っていても仕方がない。ちゃんとあなたにも、アイドルができるって思ってもらわないと意味がない」

真姫「そして私には…そう思わせるだけの、ただ引っ張っていけるだけの力も、度胸もないわ」

花陽「…」

真姫「だから、今日こうして練習やめて、秋葉原に二人で遊びに来たのは」

真姫「あなたに分かってもらいたかった。花陽はアイドルになれる、ってこと」

真姫「あなたの夢見る、アイドルになれるってこと」

花陽「…」

真姫「うん、そもそもアイドルになるなんて簡単なこと」

真姫「勝手に歌って踊って、曲作って歌詞作って衣装作って、ネットにアップすればスクールアイドルを名乗れる」

真姫「…けど、花陽がなりたいのは、違うのよね」

真姫「確固とした意志を持った、輝かしいアイドル」

真姫「あなたが憧れ、夢見て、なりたいと思ったのは…そんなアイドルだったんでしょう?」

花陽「…っ」


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