過去ログ - 真姫「西木野☆星空クリニック」凛「リターンズ!」
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887: ◆Qe7X7xrNvI[saga]
2014/12/28(日) 02:06:03.68 ID:vJdzlc2ho
真姫(この世界の花陽が憧れたA-RISEには、『頂点を目指す』という意志が)

真姫(私の世界の花陽が憧れたμ'sには、『廃校を阻止する』という意志が)

真姫(それぞれ根幹を成していた。それが”強さ”だった)

真姫(けれど…私の作ろうとしているアイドルにはそれがない。設立してないんだから、あるはずもない)

真姫(一応私にはA-RISEを越える、って目標はあるけど…花陽にはまだそれが実感できない。意志として持つことができない)

真姫(ならば花陽の意思を、彼女の想いを主軸に、アイドルという存在を作り上げる)

真姫(一日過ごして確信した。花陽には、A-RISEにもμ'sにも負けない、確固たる意志があること)

真姫(まだ彼女はそれを自覚していないけど…だったら)

真姫(私が気づかせてあげる。彼女の意志、目標、夢…、そして勇気を!)



真姫「花陽、今日一日秋葉原を過ごして、どう感じた?」

花陽「どう、って…」

真姫「あの街には、あなたの夢見たアイドルで満ち溢れていたかしら?」

花陽「私の夢見た、アイドル…」

花陽「舞台上で楽しそうに歌う、夢に満ちたアイドル…」

花陽「…」

花陽「…うん。いっぱい、いっぱい私の夢見たアイドルが、ここにはあるよ」

花陽「メイドカフェの歌うメイドさんも、ショップで見た色んなアイドルの映像も…」

花陽「一緒に撮ったアイドルのコスプレも、昔のアイドルのCDも…」

花陽「どれも私が夢見る、最高のアイドルだよ!」

真姫「…あなたはそれに憧れ、UTXに入り、アイドルを目指した」

真姫「けれどそこに、あなたの目指したアイドルは、…なかった」

真姫「血の滲むような練習と、憎み合い、争い合うアイドル候補生たち」

真姫「全てが輝かしい夢で作られていると考えていた花陽にとっては、その光景はまさに悪夢だった」

真姫「夢のようなアイドルは外側だけ作られたハリボテ、中身はドロドロの世界」

真姫「あなたはそんな現実を突きつけられて、夢を否定されて…一度は絶望に塗れた」

花陽「…でも、真姫ちゃんは」

真姫「私は、あなたの夢見たアイドルを知っている。全てが夢にあふれた、素晴らしいアイドルを」

花陽「だけどっ!…わかんないよ。花陽には」

花陽「本当に、それがあるのかどうか、なんて…。真姫ちゃんの言葉だけじゃ…」

花陽「信じられないの…。信じようとしても、心のどこかで疑ってしまう」

花陽「一度は信じた夢に、裏切られた、から…」


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