過去ログ - 勇者「伝説の勇者の息子が勇者とは限らない件」
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34:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/11/12(水) 19:41:35.78 ID:7nqo4Ch10
 日没後、月明かりの下―――
 第一の町から少し離れた草原にて。

勇者「それで、お話とはなんでございましょう…」ビクビク…

戦士「ふむ、しっかり帯剣はしてきたか」

勇者「そりゃ、町の外に出るんだから当然……」

戦士「勇者よ、私は自身が女であると自覚してからこれまで、一度たりとて異性に肌を晒したことはない」

勇者「……………はい?」

戦士「肌を晒すのは伴侶となるべき男性にのみと教育されてきたし、私もそのつもりだった……今日までは」

勇者「えーと、えーと……ん?」

戦士「わかっている。わかってはいるのだ。お前の言い分を信じれば私や僧侶はお前に感謝こそすれ、恨むのは全くの筋違いなのだろう」

勇者「ア、ハイ、ソースネ。マッタクソノトオリダトオモイマス、ボクモ」

戦士「だが、そんな理屈では処理できないわだかまりが私の中にあるのだ。わかるか?」

勇者「ワカンネッス」

戦士「勇者よ、剣を抜け。お前にこれから勝負を申し込む」

勇者「ナニイッテッカゼンゼンワカンネッス」

戦士「何、これはただの憂さ晴らしだ。私の裸を見た代金と思え。これで昼間の件はチャラにしてやる」

勇者「イヤイヤイミワカンネッスマジカンベンッス」

戦士「それに……私は知る必要がある。貴様の剣の腕前を。貴様の勇者としての資質を!!」ダッ!!

勇者「だああああ!!!! ちょっと意味わかんねってもおおおおおおおおおおおお!!!!!!」ガキーン!!




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