過去ログ - 勇者「伝説の勇者の息子が勇者とは限らない件」
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74:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/12/13(土) 23:38:02.31 ID:xox+vNXM0
騎士「マージでやってらんねっつーんだよ、なあ!?」

勇者「わかるわー。マジでお前の言ってることわかるわー」

 一時間後、二人は超意気投合していた。

騎士「親父の無念とかよ〜、マジで知らねーっつーんだよ。なーんで息子だからってそんなん押し付けられなきゃいけねーんだよ!!」

勇者「もう超わかる。周りの視線もよー、何か変な期待込めてこっち見てるっていうか、誰も生身の俺を見てくれないっていうかさー」

騎士「『おう騎士の息子!! 元気でやってるか!!』ってうるせーってんだよ『騎士の息子』じゃねーよ名前で呼べよ!!」

勇者「無理やり修業させてこっちがへばると『情けないぞ! それでも伝説の勇者の息子か!!』ってやかましわ!! 誰の息子でもへばるわそんなもん!!」

騎士「『お前はいいよな〜、あの人の息子だからって特別扱いされて』ってうるっさいわ死ね!!」

勇者「誰もそんなもん頼んでねえっつーの死ねッ!!!!」

騎士「勇者ッ!!!!」

勇者「騎士ッ!!!!」

 感極まった二人は立ち上がり、お互いの体を抱きしめる。
 二人の間に厚い友情が芽生えた瞬間であった。

勇者「おかげでこの年まで碌に女の子と接点持てずによう……辛いよなぁ俺ら…」シクシク…

騎士「え、いや、それはないわー」

勇者「え?」

騎士「いや、そりゃ修業の合間にちょくちょく…ね?」

勇者「う、裏切者ッ!!!!」

 そんですぐにひびが入った。




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