過去ログ - 勇者「伝説の勇者の息子が勇者とは限らない件」
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以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします
[saga]
2016/01/11(月) 23:54:01.95 ID:50uoFRyB0
第三中継点―――『武の国』精鋭部隊。
指揮官:武の国兵士長
兵士長「術式の調子はいかがですかな? 神官長殿」
神官長「今はまだ導を維持するだけの段階です。労力はさほどでもありませんよ」
兵士長「御身を守護するのは武の国でも厳選された精鋭部隊。万が一にも突破されることはございません。心安らかに術式を維持されますよう…」
神官長「よろしく頼みます。結界陣を維持しながらではこの程度の支援しか出来ませんが……」
兵士長「なんと…これは身体強化の守護呪文! 術式を維持しながら我等に支援呪文をかける余裕があるとは……底知れぬお方だ」
神官長「大したことはございません。私など、これしかしてこなかった、これしか出来ない無能でございますから」
兵士長「神官長殿……」
若い兵士「ぬあーー!! 馬鹿なーー!! この狂乱の貴公子が一撃で吹っ飛ばされるなんてーー!! そんな馬鹿なーーー!!」
兵士A「またあいつんとこに穴空きやがった!! 何であんな奴がこの精鋭部隊に紛れてんだよ!!」
兵士B「知るか!! 何か知らんが武王様のえらいお気に入りなんだよ! 武闘会の実力を隠してるだけだとか何とか言われてな!!」
若い兵士「ええい! これは何かの間違いだ!! いくぞワンモアトライ!! ……ぬあーーーッ!!!!」
兵士A「もうお前引っ込んでろマジで!! 薬草だって無限じゃねえんだよ!!」
兵士長「あ……あいつ外すの忘れてた」
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