過去ログ - 老紳士「あなたの『理想』、叶えましょう」
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◆BEcuACNawuaE
[saga]
2014/11/04(火) 00:30:01.86 ID:uva25JCT0
「わかっていた……」
俺は□□の前で泣き崩れた。
「本当はわかっていた……失敗するのが怖くて、恥をかくのが怖くて、
就活で何をしていいのかわからなくて、自分の行動が無駄だと言われるのが怖くて、
だから、失敗した奴らを笑ってごまかそうとしていた……」
□□は無言で俺の話を聞いていた。
「あれをやっても無駄、これをやっても無駄と決めつけていた……
何もしないことこそが一番の無駄なのに……」
そして、□□が俺に語りかける。
「……今でも、失敗は怖いですか?」
それに俺はこう答えた。
「……怖い。でも、何もしないまま終わるのはもっと怖い」
それを言った直後、□□の姿は消えていた。
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