過去ログ - 遊戯「お前が俺のマスターか?」切嗣「なんなんだこいつは?」【遊戯王×fate_zero】
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10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/11/05(水) 00:50:51.71 ID:MTTVQ8/C0
>>8訂正

遊戯の言葉は無論自分の言葉を無視された怒りもあったが、そこには切嗣と同じ響きが有った。つまり

切嗣(こいつは厄介だ)

切嗣はそう思った。名前程度にこだわる必要もないかもしれないが、自らの立場を徹底してわからせておくべきか迷った。

切嗣は後者を選択し、再びアイリに目配せした。アイリも切嗣の意をくみ取った。

アイリ「あなたに申し訳ないことをしているのはわかっているは、でもこれは彼の……あなたのマスターの方針なのよ。サーヴァントとマスターの距離を離すことによっていざという時感情に流されず行動できるようにって言うね。だから……」

遊戯「は、作戦?笑わせるな。俺は名前を聞いただけだ。それに答えるかどうかに感情がどうこうなんて関係ないね」

遊戯は苛立ちを隠さずに言った。互いの情を生まないようにするだけなら、言葉を交わさない理由にはならない。むしろ戦闘を考えた場合不便であるとすら言える。それをしなかった理由は切嗣には遊戯……目の前にいるサーヴァントを完全に自分の手中に収めておきたいという理由もあったがそれ以上に……

遊戯「おまえ、俺のこと嫌いなだけだろ?」

切嗣「……」

そう切嗣はサーヴァント……引いては英霊と言うものが嫌いだった。

遊戯「沈黙は是と考えるぜ?」

切嗣「……」

切嗣は答えなかった。無論、嫌いなだけが理由ではないが、情報交換を行うメリットと情を挟まない様にするメリット、双方考え最終的に後者を選んだのにそれが全く入っていないとは言えない。 そして全く入っていないのであれば遊戯の言っていることは正しい。まさしく嫌いだから無視しているのだから。

それにここで言葉を交わせば、自分がこのサーヴァントの提案を受け入れたことになる。それはサーヴァントに意見を許すということであり、サーヴァントに道具であってほしい切嗣にとってそれは避けたかった。


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