過去ログ - 遊戯「お前が俺のマスターか?」切嗣「なんなんだこいつは?」【遊戯王×fate_zero】
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11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/11/05(水) 01:17:58.31 ID:MTTVQ8/C0
遊戯「は、だんまりか。なら俺もお前に名前を明かすことはない。そこの女にもな」

アイリ「?」

切嗣「!!」

不意打ち気味なそのセリフに切嗣が動揺したのは一瞬だったが、それを見逃すほど目の前のサーヴァントは甘くない。

遊戯「ふ、やはり俺の真名は隠されているらしいな」

切嗣は今度は態度に出すことはなかったが、彼のセリフがカマ掛けであったことを理解した。

遊戯「さあ、どうする?お互いに名乗るか?それとも」

このセリフが持つ意味があまりにも大きい。切嗣はもしこの提案を断れば切嗣はこのサーヴァントの正体を知る事が出来ない。例えば戦闘の特異なサーヴァントの前に出せばいいのかそれとも罠やからめ手が得意なサーヴァントなのかわからない。使い方のわからない兵器など無いも同然である。

しかしここでこのセリフに従うことは、もはや一介の作戦や好悪を除いても避けたい。なぜならこのセリフに屈するということは宝具など何の関係もない心理戦において切嗣が遊戯に負けたことを示すのだ。下手を撃てばサーヴァントとマスターの上下関係が逆転する。

切嗣(令呪を使うか……)

切嗣は本気だ。彼にとって令呪は大した役割を持っていない、それに頼る前に決着をつけることこそ彼の意義であるからだ。無論保険として持っておいて損はないが、それ以上に切嗣はこの場面を乗り切りたかった。

切嗣(……)

切嗣は一瞬考えそして……

切嗣「衛宮切嗣だ」


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