過去ログ - 【モバマスSS】????「みつあみ引っ張って」
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1:</b> ◇Xh.MVoNL.A<b>[saga]
2014/11/06(木) 14:26:09.16 ID:dX2sRCzG0

・モバマスSS短編、地の文形式
・jewelries!に選ばれなかったので、過去捏造にオリキャラを重ねて妄想を添加して一編




一連のシリーズ過去作3作

鷺沢文香「図書館はどこですか」
和久井留美「猫の森には帰れない」
有浦柑奈「ゆりかごの歌」

その他短編過去作

【モバマスSS】僕は君が好き
【モバマスSS】公園で
【モバマスSS】愛が二人を分かつまで

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2: ◆Xh.MVoNL.A[saga]
2014/11/06(木) 14:28:30.79 ID:dX2sRCzG0


「旅行?」

「うん、旅行」
以下略



3: ◆Xh.MVoNL.A[saga]
2014/11/06(木) 14:29:24.63 ID:dX2sRCzG0
「みんなでさ、海行かない?」

「サークルのみんな?」

「そう、みんなで海行って遊ぶの」
以下略



4: ◆Xh.MVoNL.A[saga]
2014/11/06(木) 14:30:13.37 ID:dX2sRCzG0
「んもう、ナオちゃんったら」

「でもでも、せっかくの夏休みだよ、バカンスだよ!どこか行かなきゃ損よ」

「確かに、せっかくの休みだもんねえ。でも車は?」
以下略



5: ◆Xh.MVoNL.A[saga]
2014/11/06(木) 14:31:44.26 ID:dX2sRCzG0
ナオちゃんと私は同学年だが、年は二つほど違う。彼女の方が上だ。

専攻も違うが、学部共通講義のガイダンスで隣同士になり、会話をする機会があったのが縁の始まりで、

その後同じサークルに入部したことから本格的な交流が始まった。
以下略



6: ◆Xh.MVoNL.A[saga]
2014/11/06(木) 14:33:46.08 ID:dX2sRCzG0
私はそっぽを向いたナオちゃんの機嫌をどうにか直そうと、彼女の話を肯定した。


「そ、そうね。確かに真夏のビーチでドライブするなら、ちょっとぼろい車の方がサマになってるわよね」

以下略



7: ◆Xh.MVoNL.A[saga]
2014/11/06(木) 14:34:59.03 ID:dX2sRCzG0

それから一ヶ月後。

諸々の課題を私はきっちりと、ナオちゃんはどうにか片づけ、あっという間にバカンスの日は来た。

以下略



8: ◆Xh.MVoNL.A[saga]
2014/11/06(木) 14:35:59.27 ID:dX2sRCzG0
「あと四つインターチェンジを越せばええんか?」

「はい、先輩。『もびきインターチェンジ』ってところで抜けてください」


以下略



9: ◆Xh.MVoNL.A[saga]
2014/11/06(木) 14:37:12.25 ID:dX2sRCzG0
「あいよ。……なあ、何かラジオでもかけへん?」


窓の外をじいっと見ていたナオちゃんが先輩の声に反応する。

以下略



10: ◆Xh.MVoNL.A[saga]
2014/11/06(木) 14:38:30.63 ID:dX2sRCzG0
「……やっぱり、アイドルのCDばかりねえ」

「やっぱりって何よ、やっぱりって」

「この前行ったCDショップでも日高舞のアルバム買ってたわよねえ」
以下略



11: ◆Xh.MVoNL.A[saga]
2014/11/06(木) 14:39:34.68 ID:dX2sRCzG0
彼女が見せてくれたCDに写っていたのは、当時の日高舞とそれほど変わらないで

あろう年頃の女の子だった。

私には見覚えが無かった。
以下略



12: ◆Xh.MVoNL.A[saga]
2014/11/06(木) 14:40:25.65 ID:dX2sRCzG0
「どれどれ……あー、どっかで見たことあったよーな……」

「ほら、先輩も知らないって」

「えー」
以下略



13: ◆Xh.MVoNL.A[saga]
2014/11/06(木) 14:41:55.47 ID:dX2sRCzG0
ナオちゃんのCDプレイヤーから聞こえてきたのは、ちょっと昔のトレンディドラマで流

れるようなアップテンポのメロディと、芯の通った少女の歌声。

「空にかかる虹」「名も知れぬ花」「あまねく光」「幸せな小鳥」と歌詞はとても抽
以下略



14: ◆Xh.MVoNL.A[saga]
2014/11/06(木) 14:43:23.07 ID:dX2sRCzG0
それから彼女は色々な人の曲をとっかえひっかえかけ続けた。

日高舞の曲も何曲かかかった。

先輩はイントロを聞いただけで誰の曲かを当てることが多かった。
以下略



15: ◆Xh.MVoNL.A[saga]
2014/11/06(木) 14:46:46.33 ID:dX2sRCzG0
「……あ!海が見えてきた!」


高速を抜け街道を走っていた時、不意にナオちゃんが窓を開けた。外の熱気が暴風となって車内に流れてきた。

以下略



16: ◆Xh.MVoNL.A[saga]
2014/11/06(木) 14:49:00.07 ID:dX2sRCzG0
>>11改行ミスにつき修正

彼女が見せてくれたCDに写っていたのは、当時の日高舞とそれほど変わらないであろう年頃の女の子だった。

私には見覚えが無かった。
以下略



17: ◆Xh.MVoNL.A[saga]
2014/11/06(木) 14:50:10.17 ID:dX2sRCzG0
>>13改行ミスにつき修正

ナオちゃんのCDプレイヤーから聞こえてきたのは、ちょっと昔のトレンディドラマで流れるようなアップテンポのメロディと、芯の通った少女の歌声。

「空にかかる虹」「名も知れぬ花」「あまねく光」「幸せな小鳥」と歌詞はとても抽象的だ。
以下略



18: ◆Xh.MVoNL.A[saga]
2014/11/06(木) 14:51:22.41 ID:dX2sRCzG0
お昼を少し過ぎたあたりで私たち一行は目的の海岸に到着した。

近くの民宿にチェックインし、荷物をあらかたそこに預けた後、私たちは海へ向かった。

みんな服の中に水着を着こみ、いつでも海に入る準備は出来ている。
以下略



19: ◆Xh.MVoNL.A[saga]
2014/11/06(木) 14:52:39.14 ID:dX2sRCzG0
私はしばらく拠点でジュースを飲んでその光景を見守っていたが、しばらくしてナオちゃんが私に耳打ちしてきた。


「ね、あっちの岩場の方に行ってみましょ」

以下略



20: ◆Xh.MVoNL.A[saga]
2014/11/06(木) 14:54:11.36 ID:dX2sRCzG0
「うわあ、何これ」


こちらから見えなかった岩場の裏手には、様々な漂流物がうち捨てられていた。

以下略



21: ◆Xh.MVoNL.A[saga]
2014/11/06(木) 14:55:26.35 ID:dX2sRCzG0
「……あー、こんなことならサンダル履いてくればよかった」

「私もー」


以下略



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