22:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/11/08(土) 21:14:50.67 ID:VTRo6hkco
まぁそうだな、借りたってのも正解だな。事後承諾って形にはなったが漁船を一隻な、ちょちょいと、ほら
今はいいんだよ、細かいことは飛ばそう。そう怒るなよ、急ぎなんだから仕方なかったんだよ
そうして船を拝借して海に出たんだ、帰りの燃料とかは考えずにひたすら気配の方に向かってな
近付くたびに吐きそうなくらいの怨念が漂ってた、俺もまだまだ修行が足りないなって思ったよ
だからこそ引くわけには行かなくてな、とにかく進もうって思ったんだ
しばらくしたら海の上にな、人影が見えたんだよ
海の上に人が立てるわけないだろ?だからあれがそうかと思ってさ
随分と遠かったからそのまま近づいて行ったんだよ、進む度に汗が滲み出た
佇まいは静かだったんだが、醸し出す邪気はもはや悪鬼の類かと思ったね
ある程度進んで、顔が判別出来るくらいには近付けたんだ
俺も遠く離れた奴には何もしようがないからな、とりあえず甲板に出てみたんだよ
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