過去ログ - 吹雪「迎えを待っていたんです」
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58:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/12/03(水) 22:31:10.73 ID:sQ4l+FLzo
私がした最後の質問は、ただの確認で

本当は自分が死んでしまったことも分かっていて、それでもここから離れられなくて

きっと私は軍人さんの事を信用しているし、艦娘にだってなってもいい

ただ一つだけ、胸に残ったおもりがなくなったのであれば


「私が死んでしまった日の事です、誰かに聞いて貰いたいんです」


私が死んでしまったあの日、どうしても忘れられないこと

私の中にあるおかしな記憶、私がここにいる理由


「私はここで、迎えを待っていたんです」


思い出すのは暑い夏の日の事、はっきりとは思い出せないけれど

それでも彼に聞いてほしい、そして出来ることなら受け止めて欲しい

私の深い後悔の詰まった、死んでしまったあの日の話を


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