過去ログ - 吹雪「迎えを待っていたんです」
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67:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/12/03(水) 22:44:40.01 ID:sQ4l+FLzo
すると今度は何かの声が聞こえてきました、どこか聞き覚えのある様な

これは確か、私に名前を教えてくれた時の妖精さんの声


「ごめんね」


どうして妖精さんが謝るのでしょう、何も悪いことはされてないのに

私が勝手に、迂闊に近付いてしまっただけなのに

でも私にはもう、この気持ちを言葉にすることも出来ません


「いつか迎えに行くから、待ってて」


その言葉が聞こえて、そこでついに私の意識は途切れました

どういうつもりで言ったのか、妖精さんの真意はわかりません

本当に妖精さんがいたのかも、あそこで声が聞こえたのかも確かめようがありません


そんな何の確証のないおかしな記憶が、ずっと胸の中から消えないんです


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