過去ログ - 吹雪「迎えを待っていたんです」
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71:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/12/03(水) 22:56:04.97 ID:sQ4l+FLzo
自分でも馬鹿な話だとは思いますが、あの時見た妖精さんのことが忘れられないんです

本当に存在するのかなんてことは問題ではなくて、ただ最後の言葉が忘れられないんです


「いつか迎えに行くから、待ってて」


妖精さんのその言葉は、後悔の詰まった私の胸に突き刺さったままなんです

もしも私が迎えを待っていたなら、家族と別れることはなかったのでしょう

それなら私は、もしも次があるならちゃんと待っていたいと思うんです


「待っていないといけないから、私はここから動けないんです」


次こそ勝手に帰らないように、そのまま会えなくなってしまわないように

その為に私はここで迎えを待って、そして一緒に帰るんです


帰るって、いったい何処に?




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