過去ログ - 提督「瑞鳳、瑞鶴……いつか……また…」
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名無しNIPPER
2014/12/24(水) 10:59:21.11 ID:zzoA7mQEO
そうだな…まずは艦娘の成り立ちから話そう。
1980年代後半にアメリカで革新的な技術が発明された。
その技術とは、人間の記憶を電気的に書き換える技術だ。
ただの書き換えならば、ゲシュタルト崩壊で人格などを壊して真っさらにし、そこに延々と偽りの情報を刷り込み続け記憶や人格を変えるというやり方もあった。
しかし、これはあまりにも失敗のリスクが高すぎた。
破壊され曖昧になる「自分自身」に恐怖し、狂い命を自ら断つ者が続出したのだ。
だが、新しく発明された技術はその常識を完全に覆した。
ほんの数分で人は全ての記憶を失い、新たなる記憶を刷り込む事が出来るようになったのだ。
この技術が東側の国々に公表された時、どこかの国がそれを軍事転用した。
人間に大砲や魚雷を持たせ、己の事は船の生まれ変わりだと思い込ませ戦わせる。
そんな人間兵器が作られたのだ。
…なぜ船の記憶にしたかだと?そうだな…例えばだが、戦艦の戦い方の記憶をインプットさせることにより、その者はタイムラグ無しに最もその場面で自分の役割に適した行動がとれる。
そして、艦娘を製造後すぐに戦場に送ったとしてもその「記憶」を頼りに弾道計算といった知識や腕、感などが必要な技術を新米でも容易行う事が出来たのだ。
……話を戻そう。
艦娘はとても画期的なシステムだった。
何よりも、維持費や武装の一つ一つがかなり安価だった。
今もそうだが、当時の武装はかなり高価だった。対艦ミサイル一発で何千万、何億という額が消えていくんだ。
それが数十万、数百万で武装は同等の戦力を持った兵器が作れるのだ。
表立っては全く発表はしなかったものの各国は挙ってその兵器を生産した。
しかし、そんな時代はすぐに終わった。
知っての通り核戦争が起きたのだ。
最初に手を出したのはアメリカだ。
西側に艦娘の製造方法が流出したため、西側も艦娘を生産していた。
兵器としての重要性を理解していたアメリカは核で西側の生産ラインを破壊し尽くそうとしたのだろう。
しかし、それが失敗だった。
ソ連は東側諸国対しに国内で保有していた核の殆どを使用した。
中でもその殆どはアメリカに集中し、アメリカは工場はおろか、全く関係無い土地にまで核を落とされた。
もちろんアメリカは世界一と言われた軍で防空戦闘を行ったが、数の暴力には勝てなかった。
アメリカもまた、国内の核を西側諸国へ向けて発射していた。
もちろんソ連に一番多くの核が落ちた。
それからは泥沼だった。艦娘製造に全く関係無い国や、中立を護っていた国にも核の雨は降り注いだ。
当時艦娘は作られていなかった日本ですら少数とはいえ、基地が狙われた。
そして、本土を護る為に多くの艦は犠牲になった。
その甲斐もあって日本の本土や離島には核の被害を受ける事が無かった。
日本は無事だったが世界各国はそうはいかなかった。
ほぼ全ての国が力を失い、疲弊した。
アメリカやソ連に至っては消滅の一歩手前まで落ちぶれた。
人類は初めて核の脅威を知ったのだ。
諸国は他国との交流をやめた。
それにより仮初めの平和が訪れると考えられた。
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