過去ログ - 男「変な指輪をもらった」
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53:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/11/09(日) 11:36:22.45 ID:8dEwV6H4o
使い猫「男さま」

男「あっ、ごめんね、待たせちゃって」

使い猫「大丈夫です、では参りましょう」
以下略



54:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/11/09(日) 11:38:09.10 ID:8dEwV6H4o
ばあさま「今、お茶を淹れて来るからこちらで待っててね」

男「おかまいなくー」

使い猫『男さま、男さま』
以下略



55:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/11/09(日) 11:40:39.69 ID:8dEwV6H4o
ばあさま「ビックリしたでしょう?」

男「ええ、ホントに…」

ばあさま「最初は1匹とか2匹とかそれぐらいだったんだけどね、餌と屋根のある場所を提供したら瞬く間に増えていったわ」
以下略



56:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/11/09(日) 11:45:02.41 ID:8dEwV6H4o
ばあさま「ウメちゃんね、お医者さまから余命を宣告されて、指輪にふさわしい人を探してたのよ」

男「でもそれは娘さんでもよかったんですよね? 見たところ指輪を悪用しそうにありませんでしたが」

ばあさま「んー、まぁ、あの子も年だしねぇ。…それで、よさそうな若者を見つけたら道を聞いてその人を観察してたって」
以下略



57:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/11/09(日) 11:46:15.27 ID:8dEwV6H4o
ばあさま「さてと、猫達があなたと話したそうにしてるわよ」

男「え?」

ばあさま「あれ。さすがにあんなにじっと見られたら、その指輪がなくても気付くわよ」
以下略



58:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/11/09(日) 11:47:29.96 ID:8dEwV6H4o
ボス猫「ん? やっと来たかい」

男「うん、ごめんね、おまたせ」

ボス猫「アタシらもさ、ばあさんが死んでから寂しかったんだよ。だから今日はたっぷり話し相手になってもらうからね」
以下略



59:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/11/09(日) 11:48:52.59 ID:8dEwV6H4o
ばあさま「ご飯の時間よー」

男「え? あ! もうこんな時間! 長い時間おじゃましてすみませんでした! 今おいとましますね!」

ばあさま「でも、あなたの分のご飯も作っちゃったわよ?」
以下略



60:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/11/09(日) 11:50:20.69 ID:8dEwV6H4o
男「ふぅ、ごちそうさまでした。美味しかったです、ありがとうございます」

ばあさま「お粗末さま、こっちこそありがとうね、楽しかったわ。年末年始ぐらいしか子どもたちも帰ってこないし、ずっと1人での食事だったから」

使い猫「男さま、男さま」
以下略



61:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/11/09(日) 11:51:19.34 ID:8dEwV6H4o
男「さて、そろそろおいとましますね」

ばあさま「あら、泊まっていってもいいのよ?」

男「いえ、明日は朝から予定が入っていまして」
以下略



62:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/11/09(日) 11:52:29.21 ID:8dEwV6H4o
使い猫「男さま、お送りいたします」

男「え? 道憶えてるから、別にいいよ」

使い猫「そう言わないで下さい、私も男さまとお話がしたいのです」
以下略



63:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/11/09(日) 11:53:35.51 ID:8dEwV6H4o
使い猫「今日は本当にありがとうございました」

男「いやいや、そんなに大したことは…」

使い猫「…おばあさまが亡くなった時、ボスは建前上、気丈に振舞っていましたが、それでも1匹になると悲しそうにしていましたから」
以下略



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