56:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/11/09(日) 11:45:02.41 ID:8dEwV6H4o
ばあさま「ウメちゃんね、お医者さまから余命を宣告されて、指輪にふさわしい人を探してたのよ」
男「でもそれは娘さんでもよかったんですよね? 見たところ指輪を悪用しそうにありませんでしたが」
ばあさま「んー、まぁ、あの子も年だしねぇ。…それで、よさそうな若者を見つけたら道を聞いてその人を観察してたって」
男「え!? あれって指輪を渡す人を探すためだったんですか!?」
ばあさま「そうよぉ、死ぬギリギリまで、全国津々浦々見て回って探すって意気込んでたわ」
男「全国…」
ばあさま「お医者さまからは入院するように言われてたけど、これだけは譲れないって」
男「…」
ばあさま「あなたをみて、あなたと話をし、それでウメちゃんは判断できたんでしょうね。あなたが指輪を渡すにふさわしい人だと」
ばあさま「あなたがあの町に居てくれてよかったわ。探しだして3日ぐらいであなたに出会って、すぐ入院できたんだもの」
男「…そんな、ことがあったんですね」
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