過去ログ - 翔太郎「スマイルプリキュアだと?」
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55: ◆MFa.Ar5xYw[saga]
2014/11/10(月) 18:54:43.70 ID:5NjTgzOY0
アカオーニは腕を軽く振るう仕草をすると、激しい風の刃が発生しピースを斬りつけた。
キュアピース・L「きゃああああ!! 痛っ! 痛い!」
今度はパチンと指を鳴らす。すると、ピースの体から炎が舞いあがった。
キュアピース・L「いやぁぁぁあああ! 熱い! 熱いよぉ!」
アカオーニ「熱かったオニ? じゃあ、今度は冷やしてやるオニ!」
炎に包まれていたピースの頭上から少しずつ雨が降る。火は消えたが、辺りの気温はどんどんと下がっていく。吐息が白くなる頃には降っていた雨は雪に変わっており、ボロボロになったピースの体温を徐々に奪っていった。
キュアピース・L「あ……ああ……さ、寒い。こ、凍っちゃう……」
深い切り傷で全身から出血し、火で焼かれ、急激な寒さで命の熱を奪っていく。見る見るうちにピースの肌は血の気が無くなり青白く、唇はチアノーゼで紫色へ変色していった。
アカオーニ・W「今の俺様にはお前の雷どころか、マーチ、サニー、ビューティすべての技が効かないオニ」
鬼の力に神の技。その強さ、まさしく鬼神の如し。ピースの全身を瞬時に凍結させることもできるが、そうはしない。今にも消えそうな蝋燭の火を眺めるように、足元で倒れて弱々しく震えているピースを、ただじっと見下ろしていた。
アカオーニ・W「もうじき楽になるオニ。絶望に震えながら息絶えるオニ」
???「させん!」
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