過去ログ - 翔太郎「スマイルプリキュアだと?」
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59: ◆MFa.Ar5xYw[saga]
2014/11/10(月) 18:58:51.47 ID:5NjTgzOY0
旋風、火炎、雷撃、冷気。あらゆる攻撃を受けたアクセルは、もはやエンジンブレードを杖にしていなければ立っていられないほどボロボロだった。

キュアピース・L(どうして? どうしてそうまでしてまだ向かっていくの? 痛くないの? 怖くないの?)

アクセル「まだだ! まだ倒れん!」
以下略



60: ◆MFa.Ar5xYw[saga]
2014/11/10(月) 18:59:34.08 ID:5NjTgzOY0
照井の心の古傷が開いた。まるで鮮血が噴き出ているかのように、アクセルの体から黒い霧状のバッドエナジーが発生する。しかし、それでも剣を振り上げ、アカオーニへ向かって突き進んでいった。

アカオーニ・W「バッドエナジーを放出しながら動けるとは大した精神力オニ。精神攻撃に耐性を持つ人間が稀にいるとジョーカーから聞いていたが、お前もそのタイプの人間だったのかオニ」

キュアピース・L「ダメッ! 冷静になって! 照井さん!」
以下略



61: ◆MFa.Ar5xYw[saga]
2014/11/10(月) 19:00:11.85 ID:5NjTgzOY0
ピースは目尻に涙を浮かべながら、か細い声で呟いた。

キュアピース・L「私も……小さい頃にパパが亡くなっているんだ。だから、照井さんほどじゃないけど……大事な人を失う気持ちはわかるよ」

ピースはゆっくり腕を伸ばすと、アクセルをそっと抱き寄せた。
以下略



62: ◆MFa.Ar5xYw[saga]
2014/11/10(月) 19:00:47.45 ID:5NjTgzOY0
力を振り絞り立ち上がったアクセルはエンジンブレードを手にすると、それをピースに差し出した。

アクセル「少し重いが、大丈夫か?」

キュアピース・L「うん。私、こう見えても結構力持ちだから」
以下略



63: ◆MFa.Ar5xYw[saga]
2014/11/10(月) 19:02:50.44 ID:5NjTgzOY0
ピースは右手でスロットルを回すと、バイクフォームのアクセルは前輪から炎を吹き上げ高速でアカオーニへ向かって突き進んでいく。これを迎え撃たんと、アカオーニも次々と攻撃を繰り出すが、どれもピースを乗せたアクセルにはかすりもしない。

アカオーニ・W「ええい! チョロチョロとうっとおしいオニ!」

左手に構えたエンジンブレードの刃先は火花を散らしながら地面をなぞる。間合いに入ったピースは、エンジンブレードのトリガーを三度連続で引く。
以下略



64: ◆MFa.Ar5xYw[saga]
2014/11/10(月) 19:03:45.60 ID:5NjTgzOY0
痛みと怒りで狂ったように暴れるアカオーニ。金棒を手にし地面を叩き割りながら、ウェザーのメモリで気温の乱高下や吹雪、落雷などをメチャクチャに引き起こしてる。アクセルは隆起した岩盤をジャンプ台にし、一気に加速して飛び出した。

アカオーニ・W「かかったオニ!」

アカオーニはこれを待っていたと言わんばかりに頭上に手を伸ばす。アカオーニは我を忘れたフリをして二人を罠に誘いこんでいたのだ。そして、巨大な手がアクセルとピースを掴んだ。
以下略



65: ◆MFa.Ar5xYw[saga]
2014/11/10(月) 19:04:14.50 ID:5NjTgzOY0
ドライバーから取り出したトライアル・メモリはストップウォッチのようにメーターが10秒のカウントを開始する。トライアル・メモリを放り投げたアクセル・Tは、アカオーニに向かって走り出す。そのスピードは、今までのアクセルの比ではなかった。近寄らせまいとアカオーニが降らせた氷柱の雨を、全て見切って避けているのだ。アカオーニの懐へ滑り込むと、エンジンブレードで何度も斬りつけた。

アクセル・T「受け取れ! ピース!」

超高速の連続斬りを放った後、アクセル・Tは頭上へ向けてエンジンブレードを投げた。それとすれ違うように落ちてきたトライアル・メモリをキャッチする。
以下略



66: ◆MFa.Ar5xYw[saga]
2014/11/10(月) 19:05:23.33 ID:5NjTgzOY0
キュアサニー・H「こっちもさっさと始めよか。向こうでみゆきたち待たせとんねん!」

マジョリーナ「どんなに急いでもお前は先には進めないだわさ。ここからはアタシの時間、マジョリーナタイムだわさ!」

キュアサニー・H「んなっ!? 若返った!?」
以下略



67: ◆MFa.Ar5xYw[saga]
2014/11/10(月) 19:06:00.69 ID:5NjTgzOY0
両の拳に纏わせた火球を辺り構わずマシンガンのように乱射させた。火球が命中したマジョリーナの分身は煙となって次々と消えていく。煙が晴れたとき、戦場に立っているマジョリーナはただ一人だった。

キュアサニー・H「ほぉら、見ィ〜つけた」

マジョリーナ「どこまでもメチャクチャね、あなた」
以下略



68: ◆MFa.Ar5xYw[saga]
2014/11/10(月) 19:06:41.29 ID:5NjTgzOY0
裏地が黄色のマントに禍々しいデザインの青い王冠。何より一番変わったのはマジョリーナの放つ雰囲気。サニーは体温が徐々に奪われていく錯覚に襲われた。肺に取り込むのも詰まりそうな重苦しい空気。心臓がバクバクと鼓動を強く刻む。額には冷や汗。手足はガクガクと震えていた。本能が大音量で警報を鳴らしている。アレと目を合わせてはいけないと。

キュアサニー・H「な、なんやのコレ。さっ、寒気が止まらへん……」

マジョリーナ・テラー「あらぁ? さっきの威勢は、どこへいったのかしら?」
以下略



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