過去ログ - 翔太郎「スマイルプリキュアだと?」
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69: ◆MFa.Ar5xYw[saga]
2014/11/10(月) 19:07:40.85 ID:5NjTgzOY0
恐怖で手足が震えた状態で放った技に命中精度を問う方が酷な話。もし仮に震えがなかったとしても、テラー・メモリの能力で恐怖心を増幅させられたサニーはマジョリーナを直視することはできなかった。こうなると、もう命中以前の問題である。
ただでさえ序盤から飛ばしていたサニーの体力は大技の発動で更に消耗し、崩れるように両膝を地面につく。そこで初めて、自分が黒い不穏なエネルギーの溜まりに浸かっていたことに気付いた。
キュアサニー・H「なんやねん!? この気味の悪いドス黒いもんは……」
マジョリーナ・T「それはテラーフィールド。あなたを恐怖の虜にするエネルギーよ」
テラーフィールドと呼ばれた黒いエネルギー溜まりは、まるで底なし沼のように、ゆっくりとサニーを飲み込もうとしていた。
キュアサニー・H「うおおおおお!」
力を振り絞り、右拳に炎を纏わせ、テラーフィールドの発生している地面をブッ叩く。パンチで巻き起こった爆風の威力でサニーは外へと飛び出し、完全にテラーフィールドへと沈む前に脱出に成功した。
キュアサニー・H「はぁ、はぁ、はぁ……」
マジョリーナ・T「驚いた。そんな荒業でテラーフィールドから抜け出すなんて。でももう、立ってるのがやっとって感じね」
マジョリーナはゆっくりと近づくと、サニーの胸にそっと手を当てる。
マジョリーナ・T「体は傷つけないから安心しなさい。ただ、あなたの心は破壊させてもらうけどね」
マジョリーナの発する負のエネルギーが、サニーの心にゆっくりと染み込んでいった。
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