過去ログ - 【咲-Saki-】宥「原発あったかーい」
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10: ◆jBL8Qe1.Ns[saga]
2014/11/12(水) 07:26:33.91 ID:HF5gLI6k0

インハイ 一回戦


遊月「ロン、11600」

玄「ひうっ!?」

遊月(県大会じゃ稼いだようだけど、全国じゃそうはいかないよ。あの次鋒に回すとヤバい、ここで飛ばさないと…)


寺崎遊月は昨年の個人戦の15位である。
奈良の王者、大阪の荒川、宮永照と辻垣内智葉…ベスト16までそういった面々との対決がなかったとはいえ、十分すぎる実績。
二年生にしてベスト16というのは、運だけでなく、確かな実力に裏打ちされた結果である。
その遊月の実力であれば、玄の性質を理解していれば、玄を相手に半荘でトップを取ることなど容易い。

次鋒の松実宥の異常な成績から、阿知賀女子は全国からマークされている。
県予選の開催が奈良より遅かった県ではエースを次鋒に据える高校も多かった。
当然、遊月が属する射水総合高校も阿知賀を警戒し、牌譜の研究を行った。

ゆえに、玄の性質は理解できている。
対策も完璧。
遊月が玄に負けることはない。

しかし、玄にただ勝っても意味はない。
チームの勝利のためには、ここで玄を飛ばす必要があった。


そして、それは叶わなかった。
当たり前だが、半荘二回で、ドラを使わずに、特定の相手を10万点削るなどというのは、もはや人間業ではない。
寺崎遊月は、確かな実力を持つ打ち手ではあったが、人外、牌に愛された子などと呼ばれる打ち手ではなかった。


玄「ごめんね、おねーちゃん、ちょっとヘコんじゃった…」

宥「大丈夫だよ玄ちゃん、お姉ちゃんが取り返してくるから…」



……

………

宥「ツモ、16400オール。終了ですね」




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