過去ログ - 凛「ふーん、アンタが私のプロデューサー?」
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VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/11/13(木) 19:44:00.44 ID:WZXbMbIM0
レッスン場には、また私を含め11人のアイドルがいた。
そのなかに『私』がいた。
『私』はフリルをあしらった和服のような衣装を着ていた。
凛「かっこいい…青っていうより蒼だね。私もいつかあんなふうになりたい。」
新たに決意を固め、レッスンに臨む。
音楽が流れ、歌う。
でも、先のレッスンのように集中ができない。
私は、私の歌が歌いたい。
でも、『私』の歌がすべてを覆い隠し、消していく。
『私』の歌に耳が奪われた。
『私』のダンスに目が惹かれていく。
私は『私』を無視できない。
『私』の歌はどこまでも華麗で、ダンスはどこまでも綺麗だった。
身体が軽くなる。まるで、『私』の歌に吸い込まれるようだ。
凛「(ずっと聞いていたい。ずっと見ていたい)」
アイドルとして有るまじきことを考えてしまう。
凛「(ダメ!私はアイドル!魅せられるんじゃなくて、魅せていかないと!)」
気が付くと、私は空に浮かんでいた。
空に浮かぶとしか、表現が出来ない。
空から、プロデューサーと『私』を見下ろしている。
レッスン場には、プロデューサーと『私』だけしか存在していない。
私は、『アイドル』じゃ無くなった。
意識が朦朧とする。
まるで夢の中にいるように。
ぬるま湯に浮かぶようにふわふわしている。
凛「(ここは、どこだろう?)」
白い世界をどこまでも、ゆっくりと沈んでいく。
底に身体があたり、優しく跳ねる。
目を開けると、街の雑踏の中にいた。
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