過去ログ - 叢雲「拒否…ですって?」 提督「拒否…だと?」 大和「はい、拒否です」
↓
1-
覧
板
20
2
:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(SSL)
2014/11/13(木) 20:29:25.47 ID:08LtSTFx0
深海凄艦に対抗できる艦娘という戦力がありながら、艦娘が市民団体の妨害により出撃できずに海上自衛隊と民間船に多大な被害が出た「北大東島沖事件」から、三ヶ月が経った。
事件の中心となった小規模鎮守府である那覇鎮守府は呉鎮守府との統合か、増強かで意見がわかれた。
当初、県民感情に配慮すべきと言う意見が多数だったが、神出鬼没な深海凄艦への対抗拠点は多い方が良いと言う意見も出始めた事。
現在交渉中の東南アジア各国との対深海凄艦協定を締結したさいの拠点としては最適な位置だったこともあり、議論は完全に宙に浮いていた。
以下略
3
:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(SSL)
2014/11/13(木) 20:34:03.43 ID:08LtSTFx0
一機の彩雲がゆらゆらとこっちに近づいてくるのが見えた。
私は手を伸ばし、その彩雲をやさしく抱き止める。
以下略
4
:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(SSL)
2014/11/13(木) 20:36:59.51 ID:08LtSTFx0
「よっし、今日の任務もこれで終了か…とっとと帰って飯にするか!」
「アンタね…また潜水艦にやられても知らないわよ?」
早く帰ろうとする摩耶に叢雲が釘をさす。
以下略
5
:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(SSL)
2014/11/13(木) 20:40:06.98 ID:08LtSTFx0
「第一艦隊帰投しました!」「梯子下ろせー!」
「しっかし…これだけはなんとかなんねぇかなぁ…」
海岸で梯子の用意をする海自隊員を見てアタシは呟いた。
以下略
6
:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(SSL)
2014/11/13(木) 20:42:47.97 ID:08LtSTFx0
叢雲が梯子を登りながら言う。まぁ、他の鎮守府…ここと似たような小規模鎮守府の中にはクレーンで吊ってぶら下げて運ぶような所もあると聞く。それに比べたらまだマシなのかも…
「お疲れ様です、瑞鳳さん…よっと、ファイトォー!!」
「い、いっぱぁ〜つ…」
以下略
7
:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/11/13(木) 20:45:13.54 ID:08LtSTFx0
「作戦完了、第一艦隊帰投したわ、報告書よ」
「はい、はい…了解しました。少し不安もありますが…良いでしょう。あの子たちにも良い経験になると思います。」
執務室に入ると提督が電話をしていた。ノックの返事を待たずに入ってしまう辺り、この鎮守府は結構フランクだと思う。小規模ゆえだからだろうか?
以下略
8
:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(SSL)
2014/11/13(木) 20:56:17.63 ID:08LtSTFx0
「はい、ではそういう事で。」
『安心したまえ、君が居ない間は私が直々に鎮守府に赴き、可愛い艦娘達と楽しい時をすごすことにしよう』
「アナタの居場所はここではないでしょうに…それに奥さんもいるでしょうが…」
以下略
9
:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/11/13(木) 21:00:34.86 ID:08LtSTFx0
「一佐と電話?」
「あぁ、まったくあの野郎…今までの方法で俺が動じなくなったと思ったら更にもう一手撃ってきやがった…」
「あの人にも困ったものね?」
以下略
10
:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/11/13(木) 21:02:24.37 ID:08LtSTFx0
「今日はビーフカレーか、旨そうだな」
沖縄基地隊から出向している主計科隊員からお盆を受け取り席に向かう。
テレビでは今日のニュースをやっていた。
以下略
11
:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/11/13(木) 21:05:59.31 ID:08LtSTFx0
「アイドルも大変だなぁ、仕事以外で人と話すだけでここまでニュースになるなんて」
摩耶がスプーンを片手に呟いた。全く同感だ。自分の一挙一動が全国ニュースになる。こう言う仕事は本当に辛いだろう。
「アイドルってのは夢を売るのが仕事だからな、その夢が壊れるとなりゃ、騒ぐ人も多いのさ」
以下略
12
:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/11/13(木) 21:09:11.13 ID:08LtSTFx0
『えー、艦娘は我々、人間と同等の知能・理性・人格を兼ね備えております。艦娘がかかわるトラブルも艦娘の建造と共に増えてくる事が予想される以上。艦娘を一人の人間として扱い人間と同様に保護・あるいは罰する事の出来る法案作りは急務と言えるのです。』
『そもそも、人権、特に日本における人権、いわゆる基本的人権は日本国憲法により、全ての国民に与えられる権利で有ります。日本国民とは国籍法により定義されており、父母のいずれかが日本国民である人間、父母が不明だが日本国内で生まれた人間と定義されております』
『また、外国人が法務大臣の許可を得る事で、日本国民となる事が出来、これを帰化と言います。しかし帰化する場合は元の国籍を捨てる必要があります。』
『しかし艦娘は父母が不明なのではなく、父母と言う概念が存在しません。また、外国の国籍があるわけでもない。父母が存在しないと言う事と父母の不明を同義と考えるとしましても、艦娘は生物学的にホモ・サピエンス。つまり人と認められていません。』
以下略
733Res/397.31 KB
↑[8]
前[4]
次[6]
板[3]
1-[1]
l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。
過去ログ - 叢雲「拒否…ですって?」 提督「拒否…だと?」 大和「はい、拒否です」 -SS速報VIP http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/kako/1415878009/
VIPサービス増築中!
携帯うpろだ
|
隙間うpろだ
Powered By
VIPservice