過去ログ - にこ「魔法少女……?」マミ「ラブライブ……?」
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5: ◆6Bdy8vnprAPe[sage saga]
2014/11/13(木) 21:50:57.01 ID:i4D8Oto80
衣装も可愛らしく、踊りも複雑なものなのに、一糸乱れずに統率されている。


何より激しい動きの中で息も切らさずに、笑顔で歌い続けている。



相当な練習を積んでいることが、画面の前からでも伝わってくる。




「ほええ。やっぱりA-RISEは凄いよお」

「かよちーん。また見とれてるよー」

「だってだって! A-RISEの人気はうなぎ上り! 結成一年と経っていない今だって、既に人気は全国レベルとすらされていて―――」

「また始まったにゃー。でも、そんなかよちんも凛は大好きだよー」



群衆の中で聞こえてきた会話。


本当に楽しそうにスクールアイドルについて語っている。


私だってそうだった。


アイドルの姿に目を輝かせて、普通の女子高生が抱くように憧れを持っていた。


でも、今の自分にそれはない。


アイドルグループを見ていても、仲睦まじげな会話を聞いていても、抱く感情は同じだ。


嫉妬。


醜い、醜い感情が湧き上がるのを止めることができない。


私はあんな目にあったのに。



私はこんな目にあっているのに。



私は―――一人なのに。



なのに、何であの子たちには友人がいて、仲間がいて、スクールアイドルなんてものが出来て……。



マミ「もう、疲れちゃったな……」



見上げた空は本当に狭くて、狭くて。



私の心を表しているかのようだった。


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