4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/11/14(金) 18:41:04.37 ID:KTQuXUMDo
河嶋「かのサッカー王国ブラジルではそのボールすら、貧しい地域に住む子供たちは持っていない」
小山「ボロ布を丸めただけとか、そういう物を使ってるって話を聞いたことがある」
河嶋「それでもあの国では、そうやって練習したり遊んだりした子供たちから…」
会長「新しい才能が、次々と出てくるんだよねえ」
みほ「まさにボール一個だけ、そして広場や空き地さえあればできるスポーツですね」
河嶋「我々にはサッカーボールの調達など容易いことだ。場所は戦車倉庫前のグラウンドがある」
みほ「でも、ゴールはどうするんですか?」
河嶋「ゴールマウスは、サッカー部のを拝借するまでだ」
小山「やっぱり道具が必要じゃないの」
河嶋「人数分の野球グラブを用意するのに比べればはるかに簡単だろう」
小山「それはそうだけど。もし野球をするなら最低9個のグラブが必要だから」
河嶋「柚子はサッカー部へも顔が利いたはずだ。生徒会の強権を発動するまでもない」
小山「そうね。ゴールくらいなら簡単に貸してくれると思う」
河嶋「我が校のサッカー部は弱小だから学園内の発言力も低い。文句など言わせるな」
会長「西住ちゃんはどう思う?」
みほ「サッカー、名案です。一チームが11人ですから…」
会長「うん」
みほ「同時に22人も参加できます。ルールを少し工夫すれば、全員が出場できるようになります」
河嶋「交代枠を必ず使う決まりを作って、誰もが一度はピッチへ立つようにすればいい」
みほ「それにサッカーなら、みんなの希望を前もって訊かなくていいかもしれません」
会長「文句を言う生徒はまず、いないだろうね」
河嶋「よし! レクはサッカーで決まりだ!」
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