過去ログ - 十神「愚民が…!」腐川「医者なら救ってみなさいよ、ドクターK!」ジェノ「カルテ.5ォ!」
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103: ◆takaJZRsBc[saga]
2014/12/04(木) 21:34:33.08 ID:DhYRkuRP0

「……お前、稼ぎはかなりあるんだろう? それで返せばいいじゃないか」

「そう簡単に言ってくれるけどよ、俺が頑張って稼いだ金だろ?
 だから稼ぎはぜーんぶ趣味に注ぐことにしてんだ!」ドヤアアアッ!

「…………(殴ってもいいか?)」


厚顔無知とはこのことか。KAZUYAは段々頭が痛くなってきた。そもそも、十分な稼ぎがあるのに
借金するような金銭感覚の持ち主が、一体どうやって金を工面して装置を返却するのだろう。


「ま、今はまだ脱出出来ねーから今度にすっか。その時は一緒に見繕ってくれよな!」

「…………」


今の会話、全部監視カメラに記録されているぞと心の中で突っ込みながらも、KAZUYAは
去っていく葉隠に何も言わなかった。この男はいつか真剣に反省した方がいい。

葉隠と入れ替わりのように苗木が化学室に入って来た。


「あ、見つけた。ここにいたんですね、先生」

「どうした、苗木?」

「山田君に聞いたら四階に行ったって言うから丁度良かったです。実は、その……
 石丸君も元気になったし、僕もちょっと本格的に勉強しようかなと思って」

「ほぅ、感心だな」


有り得ないほど不真面目な男の後にこんな真面目なことを言われ、KAZUYAの心は癒される。


「よし。ならば折角化学室にいることだし、今日はお前にだけ特別授業をしてやろう!」

「え、本当? やった!」


薬品棚から薬品を取り出し、簡単な実験を一緒にした。
苗木の頭脳が上がった! 観察力が上がった! 器用さが上がった!




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