過去ログ - 十神「愚民が…!」腐川「医者なら救ってみなさいよ、ドクターK!」ジェノ「カルテ.5ォ!」
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166: ◆takaJZRsBc[saga]
2014/12/17(水) 22:45:28.54 ID:Lx6/+Yo70

「うおっ?!」


KAZUYAは途切れなく攻めていたが、その合間を縫うように大神の鋭い一撃が決まった。


「ハァ、ハァ……前より少しはマシになったかな?」

「西城殿は筋が良い。短期間で随分と動きにキレが出てきた」

「しかしまだまだ未熟なのは俺にもわかる。大神から見て俺に足りないのは
 何だと思う? 一応医者だからな。スポーツ医学的に分析してみたい」

「足りないものか……やはり、身のこなしでしょうか」

「身のこなしか。動きが遅いと言うことか?」

「闘いにおいて最も重要なものは、力でも技でもなく速さと言って良い。どんなに優れた力や
 技術を持っていても、当てられなければ意味がない。速さの次に技の正確さ、そして力が来る」

「西城殿は、力に関しては我をも凌ぎこのメンバーで最も強いだろう。技術もそこそこある。だが……」

「成程。俺はパワー偏重タイプで圧倒的に速さが足りないと」

「そうなります」


確かに、体の大きさはそこまで変わらないはずなのに、見た目に反し大神は俊敏であった。
KAZUYAもそこそこ反射神経には自信があるが、格闘家である大神と戦ってみると
どうにも動きがワンテンポほど遅れがちになっているのは薄々自覚していた。


「速さか……確かに、あまり考えたことはなかったな。手術に必要なスタミナのために
 走り込みは行ってきたが、瞬発力を鍛えるトレーニングはあまりして来なかったかもしれん」

「西城殿なら言わずともわかるだろうが、下半身のバネや足裏の筋肉を意識して使うようにすると良いかと」

「ああ。瞬発力を鍛えるとなると、いわゆるプライオメトリックトレーニング……
 反復横跳び、バウンディング、縄跳びなども有効か。とにかく体を動かすしかないな」




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