過去ログ - 十神「愚民が…!」腐川「医者なら救ってみなさいよ、ドクターK!」ジェノ「カルテ.5ォ!」
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◆takaJZRsBc
[saga]
2015/02/22(日) 23:38:11.21 ID:gqE68cTz0
「君のお父さんに比べたら俺など全く役に立たないだろうな」
「そんなことないですよぉ! うちのお父さんてさ、すっごいそそっかしいんだから。
時々部品を間違えて買ってきたりするし、全然頼りにならないし」
「何かあるとすぐ困った顔で『千尋、どうしよう?』なんて子供の僕に頼るし。
先生の方が強いし格好いいしずっとずっと頼もしいんだから!」
珍しく強気な発言をする不二咲の姿に、確かな親子の信頼と繋がりを見てKAZUYAは微笑む。
「ハハハ、手厳しいな。だが、凄く優しそうだ」
「うん、優しいよ! ……女装のことも学校のことも、お父さんだから相談出来たんだと思う」
「ご両親は反対したりしなかったんだな」
「うん。僕が話した時、お父さんはそれこそ腰を抜かして驚いてました。
それで、少し考えさせてくれないかって言って……当然だよね……」
『ご、ごめん千尋……大事なことだし、すぐにはちょっと答えられそうにないんだ。
お母さんと相談するから、少しだけ時間をくれないかな……明日には、必ず言うから』
「それで、お父さんは何て言ったんだ?」
「うん……」
『昨日一晩お母さんと話したんだけど……お父さんとお母さんは反対しないことにしたよ。
千尋が生半可な気持ちで言い出した訳じゃないって言うのはお父さん達もよくわかってるし、
それで千尋が前向きになれるって言うのなら、それも一つの手段だと思う』
『周りからあれやこれや言われて気にするな、と言っても限度があるだろうしね。
……ただ、何があってもこれだけは絶対に忘れないで欲しいんだ』
いつも困ったような顔をしている弱気な父が、その時ばかりは真剣な目で息子を見つめていた。
『千尋は男らしさよりもっと大切な、周りをいたわる優しさを持ってるし、言い出したら
聞かない芯の強さもある。千尋はいつだってお父さんとお母さんの自慢の息子なんだ』
『これから何があっても、どんな状況になっても――』
――どうかそのことだけは、いつまでも忘れないでいて欲しい。
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